2022/07/22
中華なモデルガン の 出荷案内 と 製品販売店リスト と
こんにちは。タナカワークスです。
世間では第七波の懸念する状況となってまいりました。
感染者が増加しており、今後、夏の行事や人の移動が多い時期を迎えることから、感染再拡大には十分警戒が必要です。
皆様もご注意ください。
そんな中でも今月発売した「トカレフ TT-33 HW モデルガン」はご高評いただきありがたい限りです。
買って頂いた方は取説を見てびっくりしたのではないでしょうか。
今月はそのバリエーションモデルのご案内です。
チャイニーズ・トカレフこと「五四式自動拳銃」が遂にモデルガンにてモデルアップです。
実銃の話をしておきましょう。
旧ソ連製「トカレフTT-33」は独ソ戦で信頼性の高さを証明しました。第2世界大戦後は「マカロフPM」が正式採用され第一線からは退くこととなりました。
「鉄のカーテン」の向こう側である社会主義圏の各国には社会主義の盟主であるソビエト連邦より積極的に技術供与が行われ、ライセンス生産やコピー製品を製作し国産化が行われました。
1949年に成立した「中華人民共和国」もその例外でなく、ソ連の技術者を積極的に招致し国産化に取り組み、1951年に中国での最初のトカレフコピーである「五一式自動拳銃」を完成させました。これはほぼソ連製パーツのノックダウン生産方式で生産されていました。
(⇧五一式自動拳銃。写真は実銃です)
その後、中国はパーツの国産化に邁進し、1954年に完全国産パーツで製造した「五四式自動拳銃」を完成させました。
(余談ですが1950年代後半にはソ連と中国間で対立が起き、軍事的にも縁を切る形になります。中ソ対立があったので、パーツ供給が途絶え五四式を独自開発したと説明する場合がありますが、際立った対立が1956年ぐらいからです。その前から国産化の意志はがないと3年後の54年に正式採用は難しいだろうと考えます。つまり、中ソ対立はあんまり関係なかったのではないでしょうか。)
五四式は軍だけではなく、人民警察(民警)や人民武装警察(武警)など様々な国内機関に採用されました。また国内だけに留まらずベトナム、カンボジア、バングラディシュなどにも輸出され、正式採用されます。1990年代には米国向けにサムセーフティを付属させたモデルが製造され、輸出もされました。
さて、モデルガンの話に移りましょう。
今回、弊社がモデルガンとしてモデルアップしたのは1966年製の中国国内向けの「五四式自動拳銃」です。
(⇧1911のようなセレーションに注目。リアサイトはTT-33モデルガンと違い別体で再現した)
コピー元であるTT-33とは異なる1911のようなスライドのセレーションや、高めのリアサイト、CCCPのない黒い星のみのグリップ、スライド上部の漢字で書かれた「五四式」の刻印、ランヤードリングのないマガジンフロアープレートなど特徴的な外観を再現されています。
(⇧スライド上部にあは五四式の漢字の刻印入る)
グリップもよーく見ていただくとCCCPがなくなっただけではなく、ランヤードリング周囲のカットの形状もなだらかになっています。
持ってみるとTT-33よりグリップ上部の傾斜もアジア人向けになだらかになっていて明らかに握り心地が違うのが面白いところです。
マガジンもTT-33と違い、ランヤードリングがないフラットなものです。
別売りもご用意しています。
(⇑トカレフとの大きな差異はマガジンボトムのランヤードがなくなったこと)
弾薬はトカレフTT-33MGと同じ、7.62x25mmトカレフカートリッジが使用できます。本体にはマガジンフルロード分8発が付属します。
(⇧弊社モデルガン用7.62x25.mmトカレフカートリッジ)
再生産にも触れましょう。再生産は怒涛のP08祭りです。
気温が高いですからシングルカラムのマガジンでも快調だと思います。
『 LUGER P08 4inch HW Mauser "S/42" Code, ”K" Date 1934 version Gas Blowback Gun』
『LUGER P08 8inch(DWM)HW Gas Blowback Gun』
4年ぶりの再生産もあります。
『COLT PYTHON .357magnum 6inch "R-model" HW Model Gun』
あとはアクセサリーがリニューアルされます。
J フレーム グリップアダプター (ブラック) 刻印なし
J フレーム グリップアダプター(シルバー) 刻印なし
左側面のオリジナル刻印がなくなりましたので新製品として販売いたします。
また以前はJフレーム用はシルバーしかなかったのですが、ブラックも追加されました。
これに伴い旧型は廃盤となります。
いろいろな要因でひと月先の予定が目まぐるしく変わっています。
突発的な原因で発売予定が突然変更の可能性もあります。
ご迷惑をおかけすることもあると思いますがご了承ください。
その中でもスタッフ一同、一意専心製作に取り組んでおりますので発売まで今暫くお待ちください。
別件ではありますが、ご報告です。
お客様より「商品の取扱店を教えて欲しい」とのお問い合わせを数多くいただいておりました。
卸問屋様経由で流通しておりますので、弊社でも把握が難しくご案内できないことがありました。
そこで今回弊社ホームページに弊社製品の「取扱店リスト」を追加いたしました。
(※ 6月末に卸問屋様経由で案内を出しており、ご回答いただいたショップ様のみ登録させていただいております。まだご登録がないショップも多々あると思います。ご登録希望の際は弊社営業部までお問い合わせください。)
ご参考にしていただけると幸いです。