2021/10/21
答え合わせ と 限定品 と
こんにちは。タナカワークスです。
前回の長年居た北区から足立区に引っ越しし、パーツの在庫配置からゴミ出しなどの庶務まで何から何まで違うので混乱が続いています。
パーツ販売と修理の再開はもうしばらくお待ちください。
そんな中でも製品は出し続けます。
以前のブログで紹介したリボルバーの正解発表です。
「なんだ……M66の6インチか」と思った貴方。
今回の新製品は
『S&W M68 C.H.P. 6inch ver.3 ガスガン』です。
M68と聞いてきいてピンときた方は、相当なマニアです。
実銃はC.H.P.の名前が示す通り、1977年に「California Highway Patrol 」(カリフォルニアハイウェイパトロール)(以下CHP)に採用されたオールステンレス製のリボルバーです。
(フレーム部分にはCHPの刻印が入る)
当時発売間近のM66(Kフレーム・.357mag弾仕様)6inchのバレル・フレームをベースに.38spl弾用のシリンダーを入れて完成させたものでした。
(ヨーク裏のフレーム部分にはM66の刻印の上、から強引に”8”の字を二重打刻したM68のスタンプを再現)
何故.357mag弾を採用しなかったかははっきりとはしませんが、世論が「警察の過剰な戦力増強」を毛嫌いしており、.357magを採用できなかった(自主規制的に採用しなかった)ようです。いつの時代も同じですね。
しかし、対人用としては.38splは心もとなかったのでしょう。
軍用のカートをベースに火薬量を増やした強装弾「.38spl+P弾」を開発し、同時に正式採用しています。
ただこのカートリッジはハイパワーなので破損の原因に繋がるため、指定の2機種(M67・M68)以外での使用は禁止していたようです。
(カートリムも当時の.38spl+P弾の物を再現)
また採用前までは、警官が個人で自由に銃を選択していたので、これで弾薬の統一がなされたということです。
CHPでは、M67(Kフレーム・4inch・.38spl弾仕様)とこのM68のどちらかを選択できました。
6inchという性格上、携帯性に難があるのでM67の方が好まれたようですが、射撃教官などの銃器にこだわる警官はM68を選択したようです。
ちなみに余談ですがこのM68は、映画『SWAT』で有名なL.A.P.D.( Los Angeles Police Department)(ロサンゼルス市警察)も同型のM68を採用しています。(刻印の詳細は違います)
さてここまでは実銃の紹介でしたが、弊社エアソフトガンのそれに関連する部位を写真で紹介をさせていたきました。
実射性能も、弊社初のKフレームのVer.3メカの6インチとなりますので安定した射撃が可能です。
このモデルはトイガン流通大手共栄通商様の別注限定商品となります。
お買い求めの方はお取り扱いがあるかどうか小売店様にお問い合わせください。
(弊社にお問い合わせいただいても、小売店様の流通に関しては不明な為、お答えが出来ません。ご了承くださいませ)
また同時にオプションとして木製グリップが発売されます。
それがこれ「+Weightシリーズ オーバーサイズ・チェッカーグリップ・アーリースピードローダーカット(Kフレームスクエアバット用)」です。
弊社がモデルアップしたM68 C.H.P.より、もっと前の最初期モデルに使用されていたもので日本ではこちらのグリップを装着した方が雑誌で紹介されたので有名だと思います。
初回以降は弊社の通常品に使用しているタイプのスピードローダーカットが入ったオーバーサイズグリップになります。
(M68装着写真。本体とは別売りです。ご注意ください)
上記の実銃の話でCHPでは最初にM68とM67が納品されたと書きました。
M67最初期納品もこのグリップだったようなので、M67につけるのも良いかともいます。
(M67装着写真。本体とは別売りです。ご注意ください)
このグリップも同時に発売予定です。
こちらも共栄通商様の別注限定商品となります。
お買い求めの方はお取り扱いがあるかどうか小売店様にお問い合わせください。
(弊社にお問い合わせいただいても、小売店様の流通に関しては不明な為、お答えが出来ません。ご了承くださいませ)
両製品ともとも11中旬発売予定です。
それでは近く来月の出荷品案内でお会いしましょう。