2021/04/19

ツートン と 今月の出荷 と サプレッサー と

 

 こんにちは。タナカワークスです。

 まだまだコロナ禍は収束の兆しは見えず、花粉症も併発している人間にとってはまだまだ地獄が続いています。

 先の見通しが立たない中ですが、時間が経過は一緒で待ってくれません。

 弊社は前向きに製品を出していくのみです。

 

 さて、今月の出荷のご案内です。

 

 

 

 以前の副社長が出演した動画で言っていた「9mmパラベラムWキャップカート」「ファイアリングピンW」が2機種分発売になります。

 今回はP226/P220用P228/P229用の2機種です。

 注意していただきたいのは、P228/P229用です。

 P229は.357SIG口径ですので9mmパラベラム口径のWキャップカートは使用できません。.357SIG口径用Wキャップカートが現在開発中ですのでそちらが発売するまでお待ちください。

 

 今月のおすすめは『SIG P228 Two-Tone Frame Heavy Weight  Evolution2 モデルガン』です。

 

 

 

 白黒の線画だと反転してしまい見づらいですね。

 実際の色はこんな感じになっています。(画像希望の卸問屋様には案内書と同時に画像の提供をさせていただいておりますので、小売店様で画像希望の場合は卸問屋様までお問い合わせください。※卸問屋様によっては扱っていない場合があります)

 シルバーカラーのスライドフレームブラックというツートンカラーです。

 勿論スライドは鈴友様にお願いしてセラコートで塗装しています。

 またブラックのフレーム側にはシルバーメッキのパーツを散りばめ、グリップスクリューはステンレス製です。

 

 

 ハーフシルバーP228といえばあの「事件はリアルタイムで進行する」の人気海外ドラマの主人公のメイン銃として有名ですね。(タイトルが出せないのはお察しください)

 あちらはシーン毎にでP229とP228が色々入れ替わるという仕様でしたが(笑)

 サプレッサ―を着けているシーンもあるのですがP228、P229両方着けています。アップ用とアクション用、発砲用などで使い分けているのではないようなので本当に不明です。

 サプレッサー仕様は弊社から出ている

「SIG P228用 スレッデッド・バレル(14mm正ネジ) 」

 

「マルチサプレッサー(14mm正・逆ネジ対応) 」

セットでご購入いただくと再現できます。 

 

 雰囲気的にはこんな感じ。

 個人的には発砲シーンよりも突きつける脅すシーンの方が印象に残っています。

 

 ドキドキキャンプの岸さんには是非使っていただきたい1挺です(笑)

 少数生産品ですのでお買い逃しなく。

 こちらは5月中旬発売予定です。

 

 スタッフ一同、一意専心製作に取り組んでおりますので発売まで今暫くお待ちください。

 

 

 

~雑談的なもの~

 上のサプレッサーつながりですが、弊社へのご質問で「Wキャップカートで音を大きくするのに、それを減音するサプレッサーを何故出したのですか?」との質問をいただきました。

 これに関しては同時に使用する用途では考えておりません

 

 まずサプレッサーの開発に関してなのですが、これは以前から弊社内で議題として在りました。

 モデルガンを普及させるにあたって、発火となると音が大きくなり、都内や集合住宅の方は気軽に撃ち辛い環境にあるのではないか

 つまり、エアソフトガンと違って気軽に撃てないのが(撃つまでにカートの火薬詰めや撃った後の掃除という手間は待っているのですが……)阻害要因になっているのではと考えました。

 そこでモデルガン用サプレッサーの開発をスタートさせました。

 減音性の高さは勿論、重要視したのはメンテナンス性の高さです。

 

 分解も楽で発火した後に清掃が楽に行え、メンテナンスすれば何度でも使用できるようになっています。

 本体の筒の部分にはアルマイトされており、摺動性や耐摩耗性も向上しています。

 また内部のバッフルのメンテナンスも楽で発火した後、水洗いレベルで簡単に火薬カスが落ちます。(放置はしないで発火後、早めにメンテナンスしてくださいね。固着しますよ)
 このサプレッサー開発中に例のシティーハンターのパイソンが別件で動いていました。物は試しで着けてみたところ、実銃と違いシリンダーギャップが少ない弊社のペガサスシステム採用したガスガンには相性が良く、エアソフトガン用としても使用できることとが判明し、結果も満足いく形だったので先にシティーハンターパイソン用のサイレンサーバッフル材として先にデビューしました。

 そのあと当初の目的通り、モデルガン用途としても販売されるのですが上記経緯があり、「マルチサプレッサー」と名付けられました。

 そのため外部に刻印はどんなものでも使用できるのであえて入れていません。

 

 実はサプレッサーの恩恵を一番受けているのは弊社スタッフです。開発スタッフがテストで大量のカートを発火させる際の音が五月蠅いのも開発の切っ掛けになっていたりしなかったり……(笑)

 よく聞かれるのが減音性能ですが、スタッフの体感的には隣の部屋で発火した場合「撃ってる(発砲音がする)なー」だったのが、「音してた?」レベルにはなると思います。

 特に短いバレルのP228やP229などは音が顕著に抑えられる傾向にあると思います。

 

 

 Wキャップカートの件はデザートイーグルを製作する際のメーカー純正で作ろうとした話は以前コチラで書きましたので省略しますが、「折角特許も取ったし他の既存製品でもWキャップで撃ちたいよね!」レベルの開発動機で各機種作ることに決定しました。(この辺りが弊社のヤバいところです)

 現在、9mmパラベラム口径の機種の互換性のテストを終えていますので、改良点を踏まえた上で随時各機種用「フロントファイアリングピンW」を出していきます。

 また今月発売のP228/P229用フロントファイアリングピンWの説明でもあるとおり、.357SIG口径のWキャップカートも開発しています

 そんなに時間はかからないと思いますのでご期待ください。

 

 さて今回はこんなところでお開きです。

 お読みいただきありがとうございました。

 

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