2021/02/24
Kフレーム と .38spl と
こんにちは。タナカワークスです。
さて、遅れ気味ですが今月の出荷品のご案内です。
新製品案内を見て驚いている方も多いと思いますが、
モデルガン新製品が2機種が発売されます!
しかも、この2機種はガスガンとしては出ていましたが、モデルガンとしては弊社初モデルアップの新機種!
まずは先日ブログでもご案内した「P229 Evo.2 フレームHW モデルガン」です。(→先日のブログはコチラ)
そしてモデルガンとしては初モデルアップの「S&W M10 Military&Police 4inch .38spl HW Ver.3 モデルガン」が登場です。
このM10はKフレームモデルガンでは記念すべきモデルです。
上記2枚の見てお分かりの方はいらっしゃると思いますが、
「.38 Special シリンダー」を新規製作いたしました!!
このフォーシングコーンの長さがポイントです!
付属するカートも勿論「.38spl」です!
なので、商品名にも「.38spl」を入れさせていただきました。
このシリンダーがあると色々なモデルに展開できそうです……。
上記の「.38spl シリンダー」が初と書いた通り、以前のKフレームモデルガンシリーズはM19とM66までで、意外にもモデルアップされていなかったんですね。(というか、ここまでバリエーションがたどり着かなかったんですね。当時Kフレームシリーズのモデルガンはそれほど売れなかったそうで……)
このM10にぴったりの木製グリップも純正でご用意しています。
「“+ Weight”グリップシリーズ スクエアタイプ・ウォールナット・チェッカーグリップ (Kフレーム・スクエアバット用) 」
弊社ペガサス式ガスガンですとシリンダーにガスタンクがあるため、あまりグリップを変えても重さの変化を感じないと思いますが、モデルガンですとかなりの重量変化になってしまいます。
そんな萎えポイントを少しでも改善できるのがこのグリップです。
こちらは現在販売中なので先に仕入れておくのも吉です。(“+ Weight”グリップシリーズは人気が高くほぼ再販しても弊社在庫が速攻尽きてしまします。見かけたら是非早めに入手してください。再販まではお時間が掛かります)
さて今回もいつも通り、実銃動画です。弊社「M10」に近いモデルの実射スローモーション映像です。.38spl だけあってリコイルはそこまで無いように見えます。銃本体が4inchモデルですと約1kgありますのでコントローラブルなのかもしれません。
今はグロックなどのオートマチック全盛で廃れてしまいましたが、‘60~‘80ぐらいまでアメリカの警察というとリボルバー・M10のイメージが強いです。
やはり1899年の初期モデルから現在まで生産される信頼性は高いロングセラーモデルですね。
M10というとこの映画のシーンが忘れられません。
映画『アンタッチャブル』での駅構内での銃撃シーン。
乳母車を支えたまま、アンディ―・ガルシアが会計士を襲撃した犯人の頭部を冷静に射貫くシーンです。
このアンディの手に握られているのが「M10」です。弊社がモデルアップしたものより、古いモデルにはなりますが、禁酒法全盛の1920年代でも活躍していた銃なんですね。当時はまたナンバー制度(1957年以降)が取り入れらておらず、単に「Military & Police」と呼ばれていたようです。
その名の通り、軍や警察では採用数が段違いで、現代リボルバーの基礎を築いた名銃です。
来月の3月9日に出荷予定です。ご期待ください。
スタッフ一同、一意専心製作に取り組んでおりますので発売まで今暫くお待ちください。