2021/02/17
P229 と .357SIG と(※実射動画追加)
こんにちは。タナカワークスです。
先月は一般のご案内が再生産1機種という非常事態でした。
いろいろと案件が重なって大幅に生産計画が変更されています。
そんな中で2月発売とご案内させていただいた商品がようやくご案内出来そうです。
待っている皆様も多いのでブログで先行紹介とさせていただきます。
「SIG P229 EVO2 frame HW モデルガン」
まずは実銃の説明です。評判の良いP228をより強い弾丸に耐えられるようスライドがステンレス削り出しで作られています。(P228はプレス製)スライドの形状もそれに応じてデザインが変更になっているのが特徴です。
またP228と違い、エキストラクターも外装式に改められました。
現行アメリカ向けのモデルはP228系のスライドの形状をしています。
実銃「M11」はP228ベースですが、「M11-A1」はP229系のモデルです。(エキストラクター見ればわかりますね)
外装式のエキストラクターも弊社モデルガンではライブで再現されています。
次に注目していただきたいのは新型357SIGカートです。
強装弾に対応する為に作られた銃なので9mmパラベラム口径で再現するのはつまらないと前々から話題にしておりまして、社内は「.40SW派」か「.357SIG派」で分断されました(笑)
以前お話しした通り、「.357SIGといえばこの銃しかない」という意見でこの口径に決定されました。
あとは U.S. Secret Service (シークレットサービス)と Federal Air Marshal Service (連邦航空保安局)が.357SIGを採用している点です。
シークレットサービスは大統領を警護する方々です。1998年に薬物使用者などへの有効性からこの口径が選択されたといいます。(現在はGLOCK Gen.5の9mmに変更済み)
連邦航空保安局は一般の民間航空機に搭乗客に交じって搭乗し、テロなど有事を抑止・阻止する機関で、2001年の同時多発テロ以降、米国が特に力を入れている機関です。
トレーニング施設では年間10,000発以上の.357SIGを撃ち訓練するのだといいます。
実銃の話はこれくらいにして、弊社カートの話。
外観は以前紹介したままですが、注目していただきたいのは内部です。
「快音トップ」と名付けられた新型トップにより、5mmキャップ1つでも発火音が増大します。
こちらも本体と同時で発売いたします。9mmEvo.2カートと同様に10発入りでの販売です。
(※追記:.357SIG Evo.2カートに関してですが、現状対応機種はP229のみとなります。P228にバレルを交換しただけではリムの形状が違うため使用できません。ご注意ください)
さて、マガジンに関してですがこちらはP228と共用といたしました。
下実銃のP229は.40SW/.357SIGは12発と装弾数も多いのですが、P228のマガジンと違い、2段階で広がっているのがわかります。(下画像)
(写真は実銃P229用12rdマガジンです)
このマガジンの形状に合わせてフレームの形状も変更になっており、ここを再現するか弊社社内でも議論になったのですが、販売個数とコスト面を考え共用となりました。(モデルガンはいかに売れるといっても市場は狭いのです……)
ただ下記のような社外品で10連タイプのマガジンも売られているようなのでそこは脳内補完していただければと思います。
(写真は実銃P229用10rdマガジンです)
さて実際使われている映像を見てみましょう。
U.S.エアマーシャルの訓練映像です。
1分20秒ぐらいからP229のオンパレードです。(弊社モデルアップのものと仕様は違います)
指定の時間からの再生が出来ませんでしたので銃が気になる方はシークバーを動かし、そのあたりから見てみてください。
ここまで報告しておいて何なのですが、発売日・詳細などは追って正式な発表をお待ちください。
また問屋様にも案内を流していないものです。小売店様では予約も始まっていません。ご注意ください。
弊社は毎月20日前後に新製品案内を流させていただいております。
正規に新製品発表がされてからとなり、小売店様が予約を始めるのはそのあたりになると思います。
(※ 新モデル・パーツについてお問い合わせいただいても詳細はご案内しかねます。予めご了承ください)
スタッフ一同、一意専心製作に取り組んでおりますので発表まで今暫くお待ちください。
お読みいただきありがとうございました。
(※ 2021/03/09 追記)
アームズマガジンさんに実射動画を撮っていただいたので載せておきます♪