2020/04/18
パイソン と M19 を
こんにちは。タナカワークスです。
来月のラインナップが公開され、このタイミングでこのモデルとびっくりしている方も多いと思います。
1番上に輝くモデルに注目です!
既存のKフレームシリーズに存在し、出していなかったモデルがついにVer.3化!
それがコチラ!
「Smolt Revolver 6inch HW Ver.3 (ガスガン)」
「SMOLT(スモルト)? SMYTHON(スマイソン)じゃないの?」という方もいらっしゃると思います。ぶっちゃけると同じです。
基本はS&Wの.357の本体にコルト社のパイソンバレルを合体させたキメラ銃です。
日本では紹介された際、語呂が良いと「スマイソン」の名前で紹介され、その名前で広がりました。しかし、米国では社名(Smith & Wesson)と社名(Colt)を合わせた「SMOLT(スモルト)」の名前の方が一般的で知られており、今回Kフレームでver.3化する際に米国の用例に倣い、商品名をコチラに変更しての発売となります。
実銃は1970年代のPPC競技が全盛中に、理想のリボルバーとして製作されたものです。
当時の米国警察官の装備では一般的であったリボルバーを使用する競技ですが、
S&W社はバレル下のウエイト装備(フルラグ)のモデルが存在せず、ライバルであるコルト社のパイソンのほうが精度が高く、アンダーラグによる重量増加で、射撃時の跳ね上がりを抑えることができました。
しかし、パイソンのトリガーアクションはスムーズな反面、ハンマーの落ちる瞬間がつかみにくく、反対にS&Wアクションはトリガーコントロール上は有利とされていました。
そこで良いとこどりしてしまおうと考え出されたのがこの「SMOLTリボルバー」です。カリフォルニア州のビル・デイヴィス氏がよく知られています。
今回のver.3化にあたり、ただバージョンアップするだけではつまらないので、バレルにロッキングボルトを仕込み、エジェクターロッド先端をロックする手の込んだビル・デイヴィス初期のモデルを再現しました。
エジェクターロッド先端にロッキングボルトを固定するピンが見えると思います。
これは以前のスマイソンには組み込まれていません。これの有無でも精度が変わりますので良いアップデートです。
側面から見ても一体感が高く、キメラ銃だと思えませんが後ろからのサイトラインを見ても別の銃に見えないですよね。
側面の刻印もver.3でリアル化されています。
何気にフレームは新規です。気になる方は旧型と比べてみてください。
グリップはウエイト入りホーグタイプラバーグリップを標準装備。
時代背景的には合わないですが、握りやすさと重さを優先した結果、このグリップを選択しました。写真には写っていませんが、ラウンドバットです。グリップ交換をされる方は参考までに。
弊社以外でもモデルガンのスマイソンが最近再販されました。そちらのグリップを流用するのもいいかもしれませんね(笑)
内部は勿論信頼のKフレームver.3なのでパワー・精度ともに抜群です。
新モデルレベルに生まれ変わったスマイソンもといスモルトリボルバー、是非お手に取って進化を確認してみてください。
そうそう、今月のアームズマガジン誌に久々に新モデルの”大型新人”なモデルガンの先行情報が載りますので、気になる方は是非チェック、もとい購入して確認してみてください。
コロナ禍で暗い世の中ですが、モデルガン・エアソフトガンの世界は是非夢があるモデルを。できる限り作り続けていきたいと思っています。スタッフ一同、一意専心製作に取り組んでおりますので発売まで今暫くお待ちください。
お読みいただきありがとうございました。
(※ 新モデルについてお問い合わせいただいても詳細はご案内しかねます。予めご了承ください)