2020/02/25
Lew Horton と F-comp と
こんにちわ。タナカワークスです。
今月も新モデルが続々登場しますのでご紹介します。
それがコチラ。
S&W M66 PC 3inch “F-Comp” Ver.3 ガスガン
(弊社ホームページにリンクしています)
弊社ファンの方なら似ている形を見たことがあると思います。
S&W M19 PC 3inch “K-Comp” HW Ver.3 ガスガン
(弊社ホームページにリンクしています)
上記モデルのステンレスモデルになります。
M19とM66ベースの差なのですが、"K" から "F" に変わります。
(※追記すると「ステンレス仕様のKフレーム」はS&W社社内では「Fフレーム」と呼ばれていました。なのでFフレームなのですね。かくいう私も上司に教えてもらいました(笑))
M66 F-comp が1993年に、M19 K-comp が1994年に発売と、実は今回のM66 F-comp の方がお兄さんなんですね。
その両方の発注元が ”Lew Horton” という卸売業者です。(日本語での発音は「ルー・ホートン」とかでいいんでしょうか)
この ”Lew Horton” という会社、40年以上も米国銃器業界で幅を利かせていた老舗です。S&W 社や COLT 社などの老舗ガンメーカーとの付き合いが深く、別注モデルを多く製作してもらっています。
その中の一つが今回のモデルです。海外サイトで "Lew Horton" が出したフライヤーが上がっていました。おそらく弊社が出すモデルと同型であろうと思います。
"The Ultimate carry .357" というチャッチコピーが渋いですね。
なんとなく格好良かったので、弊社版で作ってみました(笑)
日本語だとちょっと格好悪いですがわかりやすさ優先です。上記のフライヤーに記載されている部分は余すことなく再現しているとおもいます。(ちなみに300挺限定ではないのでご安心を(笑))
10年後の2003年にM66-6ベースの "F-comp" が登場していますがこちらは、現行のインターナル・キーロック・システム付きフレームで現行パフォーマンスセンタータイプのサムピースがついたものとなります。
こちらも海外だとすでにレアなモデルようです。検索するとこちらのモデルの方が多く引っかかりますので、間違えやすいので紹介しました。
弊社がモデルアップした1993年モデルの方は、当時で$800近いので、現在だと程度が良いこのモデルならプレミアが付いて$1000超えはしていそうですね。
さて、この"Lew Horton"社ですが、現在はといいますと、昨年で閉業してしまいました。(参考URL:https://www.thefirearmblog.com/blog/2019/09/26/daily-news-lew-horton-distributing-to-shut-down-operations/)
時代の流れなのでしょうかね……。
そうそう、気になるといえばF-compの名前にもなっているコンペンセイター。
実際にKフレームサイズで3インチでこのコンプ形状ですと反動はどうなんだろうと調べてみました。
現行の M19 4inch と M19 Carry Comp の実射比較動画がありました。
M19 Carry Comp は現行販売されている K・F-comp の系譜です。
撃っている人はリボルバーの神様と言われている ”Jerry Miculek” さん。
リボルバーシューティングでは右に出る者はいないといわれており、S&W社からもスポンサードを受けていました。何がすごいかというと、ルパン三世の次元大介より早撃ち早いのおじいちゃんです(笑)
1inch 短いのに跳ね上がりも少なくまとまっているように感じます。
コンペンセイターの効果ってすごいんですね。
でも、弊社の銃はガスガンなので関係ないんですが……(笑)
さて、この M66 F-comp ですが、順調に行けば店頭では3月の第2週末には全国小売店様に並ぶと思います。
アームズさんの方でもレビューしていただきましたので、下記にリンクをしています。そちらもご覧いただければ幸いです。
https://armsweb.jp/report/1244.html
スタッフ一同、一意専心製作に取り組んでおりますので発売まで今暫くお待ちください。
お読みいただきありがとうございました。