2026/06/02
【受注生産品】SAA 2nd Gen R-model HW 3機種の詳細 と アクセサリー と 予約 と
こんにちは、タナカワークスの中の人です。
月次出荷案の締切日に更新です(笑)
お待たせいたしました。いや、お待たせしすぎたのかもしれません。(一部の人には)
ご予約ができるようなりましたので、そのご報告です。
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Armsmagazine誌面などではちょくちょく公開していましたが(主に「新WESTERN魂」のコーナーとかで)、いよいよ発表できます。
『Colt's Single Action Army 2nd Generation "R-model" Model Gun』
●4-¾ inch Heavy Weight
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●5-½ inch Heavy Weight
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●7-½ inch Heavy Weight
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ベース自体はこれまでのセカンドジェネレーションのSAAモデルガン流れを引き継いでいますが、今回は中身をそこそこいじっています。見た目はあまり変わっていませんが、撃つと違いが出るタイプのモデルです。
もともと弊社SAAのモデルガンは、雰囲気はすごく良いんですが、発火させてガンガン遊ぶとなると少し気を使う部分があったと思います。その辺りをもう少し気にせず使える方向に寄せられないか、というのが今回の出発点です。
シリンダー周りとかロックワークとか、そのあたりは一通り見直しています。派手な変更ではないんですが、積み重ねで効いてくる部分です。作動バランスも調整しているので、発火時の安定感はだいぶ良くなっています。
あと今回は、ペガサス2で得たフィードバックに加えて、実際にファストドロウ(※ウエスタンスタイルでシングルアクションリボルバーのモデルガンを使用する早撃ち競技)をやっている現役レジェンドシューター(某Armsmagazineライターさん。その方の先行レビューはこちら)の意見も取り入れています。実際に使うとどういう負荷がかかるか、とか、どういう動かし方をされるか、そういう前提で細かいところを詰めています。
またその意見を取り入れ、以前は共用であったハンマーもモデルガン専用で新しく作っています。ハンマーダウンポジションが弊社ペガサス2 SAAガスガンとちゃんと合致するようになっています。
コレによりガスガン、モデルガンと切り替えてもハンマースパー位置が変わらず同一の間隔で使用できるようになりました。
またすぐに競技ができるように、付属品まわりにも気を使っています。
練習できるよう空撃ち用スプリングを標準装備。
弾頭を付け替えることで、シングル⇔Wキャップカートにコンバージョンできます。
これはファストドロウ競技において風船を割りやすくするために、基本風圧の高いWキャップカート使用するのが標準的だということで追加しました。
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本体には弾頭だけが2種類付属します。
ダブルキャップのみにすればいいと思われるかも知れませんが、一般的にダブルキャップは火薬量が多いため本体への負担は増えるといわれています。
競技に使用しない方で普通に発火して遊びたい人もいると思いますので、シングルキャップ弾頭も個別に付属させました。好きな方を選んでくださいという仕様です。
カートはも全真鍮製に変更して、弾頭にOリングも追加しています。このOリングもいい仕事していてネジ部への火薬カスの侵入を防ぎ良い固着対策になっています。(基本発火したらすぐ洗えば問題ない話なのですが、横着な人は往々にして見受けられます。)
この辺りは遊んでいると気になる部分なので、遊びやすいようにと対策しました。
外観についてはセカンドジェネレーションの雰囲気をそのまま残しています。ここをいじると別物になるので、そのままです。
正直、旧型モデルから見た目で大きく変わったモデルではないです。ただ、撃って遊ぶと「ああ、こういう方向か」というのは分かってもらえると思います。
案内書にもあるとおり、「撃って楽しむSAAモデルガン」という位置付けです。
その辺りを含めて見てもらえればと思います。
次は同時発売アクセサリーです。
●Colt S.A.A. “R-model” モデルガン用 ファニングハンマー(BK)
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まず「ファニング」(fanning)ってなに? という話なのですが
コチラの動画をご覧ください。
最初は片手でハンマーを起こして、1発目を発射してますが、
2・3発目は左手でハンマーを起こして発射しています。
2・3発目の動作、これが扇(fan)で仰ぐ動作にしていることから「ファニング」といわれています。
日本だと両手を使うので「ツーハンド」と言われたりします。
ハンマー操作とトリガー操作を分離することで、射撃の高速化が可能となる射法です。
この射撃方法に特化させたのが「ファニングハンマー」です。
世界最速の男と言われた「ボブ・マンデン」さんなんかもこのような変形ハンマーを使用しています。(※同一の形状ではありません。内部もチューンしたもので動画は実銃です)(下の動画参考)
ドラ●もんののび●くんが0.1秒の早撃ちといわれていますが、このおじさんは最速0.02秒です。アニメを現実が凌駕するパターンです。
「quick-draw」「fast-draw」とかで検索するといろいろな動画が出てきますので見るのも楽しいですよ。
そんな純正カスタム・ハンマーも発売します。
次は純正カスタムシリンダー。
●Colt S.A.A. 2nd Gen “R-model” モデルガン用 タフネスシリンダー(BK/HW)
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上の動画みたいに激しい扱いをすると、金属だったらまだいいんですがプラスチックモデルガンベースなのでシリンダーのノッチ(溝)の部分がどうしても摩耗していきます。そうなるとシリンダーが固定されなかったり、溝を通り越してスリップしてしまったりすることがあります。
それに対応したのが「タフネスシリンダー」です。
ノッチ横に超々ジュラルミンのチップを入れることで、摩耗を防止します。
また摩耗してきたらネジを外し、天地を反対にすれば再度使用できるように設計されています。
ファストドロウなどの競技に使用する方は勿論、発火ハードユーザーにもオススメです。
カートと空撃ちスプリングも同時発売します。
●Colt S.A.A. 2nd Gen “R-model” モデルガン用
.45LC 全真鍮カートリッジ(6発入り)
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●Colt S.A.A. 2nd Gen “R-model” モデルガン用
.45LC Wキャップ全真鍮カートリッジ
(6発入り)
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※旧型の「COLT S.A.A. 2nd Gen モデルガン専用.45COLT カートリッジ(6発入り)」も使用できますが、コチラの発売と同時に廃盤になります。
全真鍮製になったので重量がアップしてリアルさにも一役買っています。
●リボルバータイプ 発火モデルガンカートリッジ用 空撃ちスプリング(5発入り)
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●リボルバータイプ 発火モデルガンカートリッジ用 空撃ちスプリング(6発入り)
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●リボルバータイプ 発火モデルガンカートリッジ用 空撃ちスプリング(8発入り)
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空撃ちスプリングの単品販売は要望が大きかったので、今回販売に踏み切りました。
7mmキャップを使用する機種に適合します。
具体的には .38spl/.357Mag/.44Mag/.45LC/.45ACP(M1917)/.455 Webley です。M500は対応しませんのでご注意ください。
使用カート数に応じて対応できるように5,6,8個入りと販売します。
あと、ついでにペガサス2 SAA ガスガン用も作りました。
●ペガサス2 Colt's S.A.A. ガスガン用 ファニングハンマー(BK)
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ついでなので製作しました。GG用はハンマーノーズがない仕様です。
で、今回は「受注生産」という形を取らせていただきました。
正直なところ、例の一件以降でナフサまわりの動きがかなり読みづらくなっています。樹脂そのものの在庫は現時点で弊社に確保がありますが、だからといって見込みで多めに作るのはリスクが高い。かといって少なめに振ると、追加生産をかけたくてもタイミングやコストの問題ですぐに動けるとは限らないのが実情です。
特に樹脂価格については、ちょっとした需給の変動で簡単に振れます。この状態で無理に数を追ってしまうと、最終的に価格へ跳ね返る可能性も否定できません。作り手としてもユーザーの皆様としても、あまり気持ちのいい話ではないですよね。
そういった背景もあり、今回は確実な需要を見極めたうえで生産する「受注生産」という形にさせていただきました。お手数をおかけしますが、その分しっかりとした形でお届けできるよう進めていきますので、ご理解いただければ幸いです。
受注期間は ~ 2026年6月30日(火)まで。
あくまでもこれは弊社の問屋様向けの受注期間です。
小売店様は27、28日ぐらいで受注を打ち切ってしまうと思いますので注意してください。
ご予約は全国の弊社モデルガン取扱店様(◀取扱店一覧にリンクしています)でお願い致します。
何度も書きますが、弊社は直売はやっていません。電話してきても買えませんのでご注意ください。
発売は2026年11月中旬を予定しています。
万が一、国際情勢がこれ以上崩れると生産体制の都合上、納期に遅延が生じる可能性があります。
その際は、受注数の集計完了後に改めてご案内・発表させていただきますので、あらかじめご了承いただけますと幸いです。
~雑談的なもの~
今回受注生産にした理由は、ナフサ関係もあるんですが、「読めない」というのが一番大きいんです……
本音でぶっちゃけると、
「SAAってそんなに売れないんですよ」というのが現実です(苦笑)
ここ数年でかなり顕著なんですが、やっぱり西部劇をテレビで観て育った世代が少しずつ市場からいなくなってきている影響は大きいと思います。そもそも今の若い世代はテレビ自体あまり観ませんし、「コルトシングルアクションアーミー」と言われてもピンと来ないケースも増えてきました。
もちろん、SAAが好きな方を否定する意図はまったくありません。むしろコアなファンの方々に支えられているジャンルなのは間違いないです。ただ、あくまで「製品としての売上」という現実の話をすると、どうしても厳しい数字になってしまう、というだけの話です。
「じゃあ、なんでペガサス2のSAAガスガン出したんだよ」と思われる方もいらっしゃると思います。
これも正直に言いますが、性能面についてはご購入いただいた方からはかなり良い評価をいただいています。撃って楽しいし、実用性もある。
ただ――売れてないです。
はい。
ペガサス2に関しては、現状金型代すら回収できていません(苦笑)
既存パーツの流用もあるにはあるんですが、新規で起こしている細かいパーツも多くて、感覚的には新機種を1.5機種分くらい作っているようなコスト感です。
経営判断という概念から決してプラスな機種ではないんです。
だったら「売れる新機種やれよ」というのは、ごもっともです。
ただ、SAAというのは弊社にとってペガサスシリーズの第1号であり、いわば原点みたいなモデルなんです。単なる商品というより、どうしても外せない“看板”というか、思い入れの塊みたいな存在なんですよね。
なので、効率だけで考えれば優先順位は下がるんですが、それでも完全にやめるという選択にはならない。そういう立ち位置のモデルです。
ただ一方で、ここ数年の動きを見ていると、少し流れが変わってきているのも事実です。
近年はゲームをきっかけに銃を知って、そこからエアソフトガンやモデルガンに興味を持つ方が確実に増えています。いわゆる「銃文化に触れる入口」が、テレビや映画からゲームへとシフトしている印象ですね。
特にオープンワールド系のタイトルで西部劇を題材にしたものもあり、SAAのようなクラシックな銃も、以前よりは認知されるようになってきたと感じています。「昔の銃=知らないもの」ではなく、「ゲームで見たことあるやつ」という距離感に変わってきているのは大きいです。
そもそも西部劇というジャンル自体、言ってしまえばアメリカ版の時代劇みたいなものです。その中でSAAは、いわば主役級というか、“これが出てくればそれっぽくなる”象徴的な存在です。
またTVは見なくなりましたが、その分サブスクで西部劇に触れる機会も増えたと思います。
そういう意味では、派手に売れるジャンルではないにせよ、完全に消えていくものでもない。むしろ形を変えて、ちゃんと次の世代にも繋がっていく余地はあると感じています。
なので、爆発的に売れるモデルではないのは事実ですが、完全に無くしていいものかと言われると、それも違う。売上だけでは割り切れない価値があるモデルだと思っています。
効率だけを追うならやらない選択もありますが、それでも続けていく理由がある。
SAAというのは、そういう立ち位置の製品です。
……と、ここまで色々と理屈っぽい話をしてきましたが、
でも買ってね。
いやほんとに(笑)
こういうモデルって、結局のところ「欲しい」と思ってくれた方の一丁一丁で成り立っています。派手に数が出るわけではないからこそ、その一つがそのまま次に繋がる、そんなジャンルです。
受注生産という形にはなっていますが、その分きっちり作ってお届けします。
売れないから手を抜いている理由ではありません。むしろ逆で、ちゃんと向き合って、ちゃんと良いものを届けるつもりで SAA R-model モデルガンを作っています。
繰り返しになりますが中身についても、以前のモデルからしっかり見直しを入れていて、使い勝手や作動面は一段階ランクアップしているつもりです。細かい部分の積み重ねですが、触れば違いが分かる方向に仕上げています。
「これだな」と思った方は、是非お付き合いください。
SAA、ちゃんと残していきたいので。
今月はこのあたりで。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。