2025/05/21
2025年 6月の出荷案内 と 最近こんなことやってたよという話 と
こんにちは、タナカワークスの中の人です。
だんだん夏が近づいてきましたが、日によって暑かったり肌寒かったりと、何を着ればいいのか迷う季節ですね。
気温差で体調を崩しやすい時期でもありますので、どうぞご無理なさらずに。
そんな気まぐれな気候の中でも、弊社は変わらず黙々と製品づくりに励んでおります。
……が、実のところ、気候の変化がここまで激しいと、製造の現場でもなかなか一筋縄ではいかなくなるのです。
たとえば、湿度が高いと木製ストックに使われている木材が膨張し、寸法にズレが生じてしまいます。これにより、他のパーツとの噛み合わせに支障が出たり、仕上がりの精度に影響が出ることも。
また、気温が極端に低くなると樹脂パーツが硬化・脆化しやすくなり、加工中に割れてしまうリスクが高まります。
こうした環境要因は、見た目ではなかなか分かりにくいものの、製品の品質や安全性に直結する重要なポイントです。(トイガンで遊ぶ際にも注意してください。取説に書いてありますが、急激な温度変化や極端な気温下での使用は厳禁ですよ!)
私たちはそうした条件を見極めながら、季節や気候に適した製造スケジュールやラインナップを日々検討しています。
ですので、「あのモデル、なかなか再販されないな……」という場合、気候などの理由で製造タイミングを調整していることもあります。どうかご理解いただき、もうしばらくお待ちいただければ幸いです。
さて、新製品のご案内に移りましょう。
今月は新製品再販含め、5機種をご案内します。
『SIG P228 Evolution 2 ALL Heavy Weight Model Gun』
P228です。9mmコンパクトオートとして実銃は評価も高く、FBI(連邦捜査局)やDEA(麻薬取締局)など幅広くの米法執行機関に採用されました。
92Fに敗れ、米軍正式採用は勝ち取れなかったですが(40年後、リベンジを果たすわけですが)評価は高く、数々の組織に採用された名銃です。
そんなP226のコンパクトモデルもALL HWモデルガン化されました。(バレル除く)
刻印もW.GERMANY(西ドイツ)でまだドイツで製造してヨーローピアンオートしている頃のSIGです。
P22XシリーズがSIGオートの至高と考えている保守主義者の自分と同じ考えの人は多いと思っております(笑)
傑作コンパクトオートの新製品をお見逃しなく。
『Colt Police Positive Special 4inch 3rd issue "R-model" Nickel Finish Model Gun』
昨日のディテクティブに続き、ポリスポジティブもニッケルメッキ化しました。
なんか1920年台のマフィアが使用しているような感じになっています。(実際にその頃使用されていたのは1st か 2nd Issueです)
手間のかかったセレーションもバッチリ再現されています。
ぜひこの機会にご検討ください。
『S&W M36 "Performance Center" 3inch Ver.2 HW Model Gun』
雑誌で告知していたのですが、発売が遅れて今月の発売になりました。
モデルガンでM36の3インチのPCは初の発売です。
独特のスラブバレル(丸形状の側面を平らに落とした形状のバレル)にはファンも多くモデルガン化と相成りました。
どちらかといえばマイナーモデルですので、次回生産の予定は今のところ未定です。
こちらも気になる方はお手に取ってみてください。
『COLT PYTHON .357magnum 2.5inch "R-model" Stainless Finish Model Gun』
パイソンのステンレスフィニッシュシリーズですが、2.5インチにも「モデルガン」が新登場です。前月にも話しましたが、実はステンレスフィニッシュのパイソンモデルガンやっていなかったんです。
ニッケルフィニッシュの豪奢な印象と違い、実用感漂うクールな印象に仕上がっています。こちらもメッキモデルでメジャーではないステンレスモデルとなっています。数は少なくなっていますので、気になる方はお早めに。
ここからは再生産。
『SIG P220 IC 陸上自衛隊 HW Blowback GasGun』
新拳銃に変更になりましたが、まだまだ現役部隊でも使用されているP220です。
IC化されてから動きも良くなり、好評なモデルです。
夏に向けてガスブローバック再生産が入りました。自衛隊ファンの方はお急ぎください。
さて、今回のご案内はこんなところです。
突然予定変更の可能性もございますので、ご迷惑をおかけいたしますがご了承ください。
スタッフ一同、一意専心製作に取り組んでおりますので発売まで今暫くお待ちくださいませ。
お読みいただきありがとうございました。
~雑談的なもの~
トイガン作る以外にも最近こんな事やってましたという話です。
リトルアーモリー(TOMYTEC)さんのM1897トレンチガンです。
裏を見ると、
色々ご縁があって今回このような協力を初めてさせてもらいました。(……といっても参考にモデルガン貸しただけなんですが)
実際に組み立ててみました。
細かい!
個人的に驚いたのは……
コッキング時のボルトとキャリアーが飛び出した状態も別パーツで再現できる点。
M1897といえばこれが売りみたいなものですからね。
またこんな案件も。
アニメーション制作会社P.A.WORKSの参加型プロジェクト『沼カツ!!』の「サバゲー部」のコミックス第3弾です。
P.A.WORKSさんの中でもサバゲーがブームでこのような企画の中にサバゲー部が追加されたそうです。トイガンでも取扱をちゃんと知っていたほうがリアルな描写になりますからね。
主要登場人物が弊社の「M40 AIR ベトナム」を使用します。(聞いたときに「何故?」といってしまったのは秘密です)
こちらはクラウドファンディングでだったので、期間はもう終わったしまいましたが、人気であればvol.4があるのかな?
映像作品以外でもこんなことやってましたよという話でした。
これ以外にも映像作品でもエンドロールには流れてないですが色々協力場合もあります。
そういえばちょっと前に話題になったNetflix『地面師たち』のハリソン山中のライフルや主人公辻本拓海が用意した改造拳銃も弊社のモデルでしたね。
様々な場面に登場する弊社のトイガンを探してみてください。
それでは今回はこの辺で……
お読みいただきありがとうございました。