2025/04/23
2025年 5月の出荷案内 と 注意喚起 と
こんにちは。タナカワークスの中の人です。
世間的にはゴールデンウィークを控えて浮足立っていますが、製造業は取引先が休みになっちゃうので、納期が前倒しになって地獄なんですよね……
体感で1週間分の余裕が奪われる感じです。
そんなゴールデンウィーク後すぐ発売予定の2025年5月の出荷品がこちら。
『Colt Detective Special .38 spl 2inch 2nd issue "R-model" Nickel Finish Model Gun』
Rモデルになって久しいディテクティブスペシャルですが、ようやくニッケルフィニッシュが登場です。
画像だとアップにしないとわからないかもしれないんですけど、Rモデルになって追加されたフレーム上部の細かいセレーションなどにメッキが乗るかなど、色々テストにテストを重ねての発売です。
実銃でも錆を防止するためにニッケルメッキを表面に施したものも存在し、多くの機種でニッケルフィニッシュモデルが存在していました。
長時間の携帯による汗による腐食防止の目的などもありましたが、外観の美しさからニッケルメッキモデルは人気がありました。現在では実銃もステンレス素材が主流になり、清掃の面倒さからかわざわざニッケルメッキを施工した銃は希少になっていきました。
メッキなのですぐ再販とかはないと思いますので、お好きな方はお見逃しなく。
『Beretta 92FS Evolution 2 HW Model Gun』
ベレッタのいちばん有名な市販モデルである92FSのコマーシャル(一般市場)版が登場です。説明はいらないぐらい人気のモデル。
キャラ的には一番ノーマルなモデルが最後に登場となりました。
『COLT PYTHON .357magnum 3inch "R-model" Stainless Finish Model Gun』
パイソンのステンレスフィニッシュシリーズですが、「モデルガン」が新登場です。
実はステンレスフィニッシュのパイソンモデルガンやっていなかったんですよ。
ニッケルフィニッシュの豪奢な印象と違い、実用感漂うクールな印象に仕上がっています。
こちらもメッキモデルでメジャーではないステンレスモデルとなっています。数は少なくなっていますので気になる方はお見逃しなく。
ここからは再販です。
『S&W M500 "Performance Center" 10.5inch Stainless Finish Version 2 Gas Gun』
順当にインチを伸ばしてきて最長のモデルが再販になります。
弊社最長の拳銃です。特殊なインチですが、ゲームなどにも「マグナム」として登場認知度が高いモデルです。
『S&W M27 “The .357 Magnum” 3-½inch HW Model Gun』
問屋さんから作ってほしいと要請があったので、人気の”3.5 inch”のみ再販します。
M27,28シリーズでいろいろなインチを出してきましたが、このM27の3.5インチが圧倒的人気です。昔からのイメージなんでしょうかね。こちらも少数生産です。
~雑談的なもの~
弊社のGLOCKモデルガンの最初期の取扱説明書にこんな一文があります。
当時の社員が書いたと思うのですが、個人的には銘文だなと思います。
これはモデルガンの取扱説明書ですが、「エアソフトガン」であっても同じと考えています。具体的に何とはいいませんが。
過去に、弊社に問い合わせがあった事例を紹介します。
自宅室内でモデルガンを撃っていたら近隣の方から誤認され警察を呼ばれ、モデルガンを押収されたという事がありました。
警察と御本人から直接弊社に別々にご連絡があり、弊社でご対応しました。
警察の方は「実銃とモデルガンが外観では判断できないので確かめてほしい」というご連絡でした。(弊社的には褒め言葉ですね)
御本人からは「自室で撃っているのに何故ここまで大事になるのか。一体何処で撃てばいいか教えてほしい」との問い合わせでした。
「公共良俗を守り、人様に迷惑を掛けないようにご利用ください」とご案内して電話を切りました。
このように「どこまで良い悪いの線引を教えてほしい」と白黒はっきりつけたがる人が居ますが、まずこれを弊社に聞いている時点で「モデルガン・エアソフトガンを持つに値しない」と考えます。
あえて線引するな「第三者に自身の行動・行為で迷惑をかける事」が「悪いこと」です。
法律でいったら「玩具」です。
しかし、いくら玩具でも人を傷つける事ができる銃の形を模しているというネガティブな面があるのを忘れないでください。
前者の例で言うならば、自宅であろうが第三者に誤解されうる状況を発生させてしまったことが悪いことなのです。
ちょっと話は変わりますがこのように話すと 「モデルガンの改造は迷惑をかけていない」などという輩もおりますが、その人が逮捕されて規制が厳しくなり、肩身が狭くなるのはユーザーとトイガン業界です。
そうやって何度も規制を経てきた業界なのでベテランの方が怒るのです。
上の取説の一文にこうあります。
『また、取扱い説明書には書かれていない社会的な常識やルールも必ず守ってください。』
アメリカみたいに訴訟防止のために、ぶ厚い取扱説明書を作るつもりはありません。
普通の日本人なら通常に理解できることだと考えていますし、一般的な社会人であれば「公共良俗」の意味はわかると思います。
これはモデルガン・エアソフトガンの改造であったり全てに当てはまることです。
理解できないのであれば、モデルガン・エアソフトガンの趣味は向いていないと思います。
なんだか子供に話すようなレベルの話ですが、「この結果どうなるか」というレベルの想像力を働かせられない人がおりますので、メーカーとして注意喚起をさせていただきます。