2025/02/22
副社長の〇〇な話 vol.3 「値上げの話」
「こんなのあったね」と忘れられてないでしょうか。3回目です。
奇跡! 「タナカワークス副社長の〇〇○な話」
気分・都合・予定により不定期にされるトイガンメーカー副社長のつぶやき。
今回は「値上げ」についてのお話。
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こんにちは!
昨今、人件費や輸送コストの上昇による値上げばかりでもうほんと大変な時代ですね。トイガン愛好家の皆様も、以前とは趣味との関わり方も変化してきたのではないでしょうか。
2025年はミリタリー業界のみならず、以前からの案件が予算超過でストップしたり、廃業・撤退など専門技術の先細りよって計画変更を余儀なくされるケースは今後あらゆる業種で起こりそうですね……。
さて今回お話したいのは価格のこと。
タナカワークスの商品が値上ってますというところです。まあコロナ過以降ずっと物価が上がり続けてるんですけども、昨年の秋ごろからまた一段ステップアップしたなという印象があります。その理由の1つが円安。
「なぜ国産なのに為替が影響するの?」という方もいるでしょう。
例えばプラスチックの元となる石油・天然ガスや、アルミ地金などの原材料だけは海外から仕入れている場合がほとんどなので為替の影響は大きいです。あとは世界が分断されているので輸送コストやエネルギーコストがすごく高騰してるっていうのもありますし、あとはシンプルに現地の人件費も含めて諸々高騰してるので、原価に跳ね返ってくるのはしょうがないかなという感じもしてます。
とはいえ、トイガンユーザーからしてみれば「メーカーがぼったくってるんじゃないの?」なんて疑惑も沸いてくると思いますので、ちょっとだけ為替の動きだけでも知ってもらうとこんな感じです。
例えば2021年夏と2025年冬を比較してみると、ドル円110円だったのが150円以上、つまり36%上昇しています。これどういうことかって言うと、単純に率だけ当てはめても35,000円だったものが、47,600円になると。税込みで5万円以上のものになる印象なので、為替の影響だけでもこれだけ上がっているので、ぼったくるも何もない感じなんですよね。
更に言うと、現地のコストってもっと上がってるので更にここに上乗せされていく状況なので、まあ多分誰もぼったくってないです。
こんな状況なので、本来であれば安いところを探したり、値段交渉したりして価格上昇を極力抑えようとするんですよね。でも今回ってグローバルで日本以外のところが賃金も何もかも全部上がっているので値引きしようがないのと、小ロットならOKな専門業者ばかりになったので、以前のように量産すること自体難しくなってきている、そういった部分も含めて致し方ないといったところです。
だけど弊社もそこは結構シビアに捉えていて、今回の値上げはさすがにヤバイって認識してますし、実際売上げも多分前ほど取れないと思ってます。
なので今は我慢の時期なのですが、おそらく環境がきちんと落ち着いた形になれば、商品価格を抑えることはできるんじゃないかと私は思っていますし、そうなることを願っています。
さて、この値上げに対してタナカワークスはどうすんのよって話ですが、私もやっぱり色々悩むところは有ります。なんとかもうちょっと値段の安い部材や加工業者を探して値段の上昇を抑えられないかなど色々思うんですけど、正直やっぱり納得できるものが作れないというか、質を落とさず求めるものにはそれなりの対価が必要ってところは明らかなんですよね。
なので生産数や価格の面では今まで以上のご不便や我慢をお願いするケースも出てくるとは思いますが、値上げするからにはユーザー様が喜んでいただけるような、企画や技術をより探求し、心が震える魅力たっぷりな商品を頑張って提案していきたいなと今は思っています。
今後はより一層お客様に愛される物づくりをしていく覚悟ですので、変わらぬご愛顧のほど、どうぞ宜しくお願いいたします。
最後までお読みいただき有難うございました。
取締役副社長 森 大樹