2024/11/22
2024年 12月の出荷案内 と 雑談 と
こんにちは。タナカワークスの中の人です。
ここ数日で一気に秋をすっ飛ばして冬になりましたね。
皆様も体調崩されてないでしょうか?
早いことでもうすぐ年末12月です。
弊社は年末進行+1月・2月は休みも多く、稼働日数が少ないのでガタガタです。
「師走」とはよく言ったものですね。
さて、出荷案内に移りましょう。
……の前にクリスマス映画でもいかがでしょうか。
これを受けての今月のラインナップはこちら!
『Beretta 92 SB-F “Hollywood version” Evolution 2 HW Model Gun』
「ただのベレッタじゃん……」と思いの方、ただのベレッタなんですが、『92F』でなく、『92SB-F』です。
超簡単に実銃のお話をすると、アメリカ軍のサービスピストル「XM9プログラム」向けに改修されたのが「92SB-F」です。民間にもこの名前で販売しており、名前が長いので短縮して「92F」になりました。
このとき名前を短縮する以前のモデルで撮影された、上記2つの映画が公開されます。『リーサル・ウエポン』(1987)と『ダイ・ハード』(1988)です。
このとき使用されたプロップ(小道具)ガンは数挺用意されたものが両映画で使用されました。
メル・ギブソンとブルース・ウィリスという両名優に使用された銃として全米ライフル協会(NRA)ミュージアムに展示されています。(92FSって書かれてますが……)
(写真は実銃。引用:全米ライフル協会ミュージアム https://www.nramuseum.org/ より)
で、撮影時にブルース・ウィリス氏が左利きなので使いやすいようにカスタムされ「ロングスライドストップ」が装着されました。これに対応させるのにグリップを削り込んでいます。
その銃は「リーサル・ウエポン2」でも使用され、その際に「ロングスライドストップ」ついたままで、「チェッカリングマガジンキャッチ」が追加で装着されました。
これを別パーツとして今回付属させています。
全部装着した形がこちら。
なので、
「リーサル・ウエポン1」:素のままノーマル。
「ダイ・ハード」:ロングスライドストップ・対応左グリップ装着、マガジンキャッチを右向きに。
(参考画像海外ポスター:ロングスライドストップが装着されていますね)
「リーサル・ウエポン2」:ロングスライドストップ・対応左グリップ・チェッカリングマガジンキャッチ装着(マガジンキャッチは左)
(参考画像海外ポスター:画像反転されていますがロングスライドストップ仕様なのが判断できます)
上記のように3パターンに自由にコンバートできる仕様になっています。
勿論、Evo.2仕様になり下記のように性能アップも図られてベレッタEvo.2シリーズの切り込み隊長として先陣を切ります。
【従来モデルからの主な変更点】
・衝撃を吸収するバッファー部品の追加
・プレス部品に防錆・潤滑処理
・グリップスクリューの位置の変更
・グリップウエイトの追加
・リアサイト金属別体化
・エキストラクター形状変更
・グリップ、バレルにもヘビーウエイト樹脂採用
ちなみに装着した姿がこちら。
基本はノーマルモデル状態でお届けし、上記の3点カスタムパーツが同梱されます。なお、カスタムパーツは単品販売いたしません。このモデル限定の特典となります。
両作品とも舞台がクリスマスですし、12月に発売できるようにと うちの副社長が無茶言い出だしまして 今月の出荷商品となりました。(はたして間に合うのか……)
もう米軍採用後40年経ち、次期サービスピストルに変更されていますが、映画の中では色褪せない究極にして至高のレジェンダリーモデルなのでモデルアップとなったのです。
ちなみに付属するカートリッジも2発にする案がありましたが、没になりました(笑) 通常通り、5発の付属となります。
是非クリスマスプレゼントにご利用ください(!?)
そうそう、このモデル用に弊社9mmWキャップカートリッジ用のフロントファイアリングピンも出ます。(別売です)
こちらも同時発売です。
『S&W M27 “The .357 Magnum”5inch HW Model Gun』
こちらも新製品です。
初期から存在する5インチモデルがラインナップです。
実銃では1979年にこの5インチと3.5インチは、4インチに統合されて廃盤になってしまいました。
インチバリエーションのあるモデルで5インチモデルというと、大体4インチか6インチが選ばれ無視されがちなのですが、ことM27に関してはバランスが非常に良く、サービスサイズグリップとの相性も良く格好良かったため、この度モデルアップと相成りました。
チェッカリングもバレルからフレームにかけてちゃんとあります。(アップしてみてね)
M327M&P・M627PCも5インチでしたし、M27系は5チンチが似合うのかもしれません。
『COLT PYTHON .357magnum 2.5inch "R-model" Stainless Finish Gas Gun』
以前、好評だったパイソンのステンレスフィニッシュにバリエーションが登場です。
4インチと6インチは出ていましたが、2.5インチはステンレスフィニッシュで出していませんでした。
弊社はシルバーモデルではなく、その素材を再現しているので以前出していたニッケルフィニッシュモデルよりも、より艶を抑えたステンレス調のモデルとなっています。
実銃のリニューアルされた「パイソン2020」もステンレスなのでこっちの方が実用としては有用なのだと思います。
エアソフトガンなので関係ないですが、そういった素材の雰囲気を楽しめるモデルとなっています。
こちらも新製品です。
上記モデルが出るタイミングで人気の「+Weightシリーズ」にパイソンのサービスサイズグリップが加わります。
以前よりご要望をいただいていたのですが、再販や限定品のグリップ製作などで追われていましてようやくお披露目になります。(まだ欠品しているモデルが多いのですが随時再生産しますのでお待ちください……)
こちらも同時発売なのでご一緒にご予約くください。
次は再販です。
『S&W M37 2inch J-police HW ver.2 Model Gun』
警視庁では見かけなくなりましたが、地方の県警ではまだまだ現役M37です。
お巡りさん仕様なのでランヤードリングがついています。
年末になるとこの辺りは何故か再生産が掛かり、何故か売れていきます。不思議ですね。
需要が減ったのか最近再生産していなかったのですが、3年ぶりの再販です。
メジャーなモデルではなくなってきているので、この機会をお見逃しなく。
気になるモデルはお早めにお買い求めください。
やむを得ない事由で突然予定を変更する場合もございます。ご迷惑をおかけいたしますがご了承ください。
また2024/10/1より個人様向けのパーツ購入の送料が変更になっていますのでご注意ください。
スタッフ一同、一意専心製作に取り組んでおりますので発売まで今暫くお待ちください。
お読みいただきありがとうございました。
~雑談的なもの~
先日の「西部劇ごっこ」というイベントで下記のようなものが展示されました。
「夕陽のガンマン」のモーティマー大佐のバントラインスペシャルを再現したものです。
アームズマガジンさんの企画なので詳しい話は出来ませんが、バントラインスペシャルに脱着式ストックが付き、装着するとカービン銃のように使用できるものです。
本体は弊社のペガサス2ガスガンをベースに製作される予定です。
(詳細はアームズマガジンさんの発表をお待ちください。弊社にお問い合わせ頂いてもお答えできません)
それも注目してほしいのですが、ちょっと本体の仕上げの話をさせてください。
これ「ヘビーウエイト樹脂」に「メタリック塗装」した「ジェネリック・ジュピターフィニッシュ」と呼べるものなのです。
まだ開発途中なので詳細は言えないのですが、ジュピターフィニッシュの代替技術にも手を付けています。
こちらもゆっくりですが進めていますので正式に発表できるまでお待ちください。