2023/12/22

2024年1月の出荷 と 来年の新製品 と

 

 

 こんにちは。タナカワークスの中の人です。

 

 さて、まず今月の出荷が遅れてしまったことにお詫び申し上げます。

 地方のユーザー様より一部商品到着が遅れていて届いていない、二度とこのようなことの無いようにというお叱りのお電話もいただきました。

 

 原因は先月から弊社一部スタッフやスタッフの家族が流行感染症に感染してしまい、生産ラインを一部止めていたことによります。体調管理が行き届いておらず、大変申し訳ございません。

 小さい子供を抱えているスタッフも多くそこからの感染や看病、また感染したスタッフも大事をとり、出荷を延期とさせていただきました。また受注数も多くいただいた為、出荷数の調整が出来ず、急な発表となってしまいました。

 重ね重ねお詫び申し上げます。

 

 残ったスタッフ総出の残業と休日出勤でなんとか2日遅れでの出荷となりました。

 弊社も少数の人数で毎月新製品と再生産品出荷しております。こういった事例は発生することは本来あってはないけないことなのですが、発生した場合はスタッフの健康を第一に大事をとらせていただき、今回同様出荷を遅延する場合もございます。

 

 そういった場合、問屋様・小売店様・ユーザー様に皆様にご迷惑をおかけするかとは存じますが、何卒ご容赦ください。よろしくお願いいたします。

 

 

 

 さて、早いですね。もう2024年の出荷案内です。

 一年が早かった……。

 

 

 まずは告知していたモデルから。

 

『S&W .38 Chief Special Airweight “Baby Aircrewman” Ver.2 HW Model Gun

 

(弊社ホームページにリンクしています)

 

 

 いつぞやの社内での話。

 

副社長「昔作る(六人部さんの存命のころ)といっていたエアクルーマンをRモデルで復活させます!」

 

みんな「了!」

 

中の人「……調べたら、S&Wのチーフベースなんてのもあるんですね」

 

副社長「作った」

 

中の人「……え?」

 

副社長「ベイビーエアクルーマンも作った」

 

中の人「……え? メダリオンとかコルトディテクティブのエアクルーマンと共用じゃないですよね?」

 

副社長「ついでだから、新規で作った」

 

中の人「……え? ついで?(ついでじゃねぇ! 空軍メダリオンなんてこのモデルでしか使わないのに?)」

 

副「そう! メダリオンも少ししか作ってないから、だから数量限定品!」

 

中の人(開き直った……?!)

 

 という、やりとりがあったとかなかったとか……ですが、発売されます。(自由な会社だな)

 S&W製のベイビーエアクルーマン。

 

▲バレルはエアクルーマンの刻印が入る

 

 チーフスペシャル・エアウェイトモデルという、アルミフレーム採用した軽量銃です。モデルナンバー製後はM37呼ばれるモデルといったほうがわかりやすいでしょうか。当初納入されたモデルはシリンダーまでアルミという先進的なモデルでしたが当時の技術レベルの限界でシリンダーの強度から専用の減装弾「M41弾」が使用されました。

 

▲付属する<41タイプカートリッジ(別売予定なし)

 

 しかし、破断などのトラブルもあり、結局は最終的に採用されたのは上の両者でなく、S&W社のKフレームM10の2インチベースのモデル(M13エアクルーマン)でした。(※軍管理番号のM13なのでS&W M13とは違うモデルです)

 前回のコルトのエアクルーマンも実銃は破棄されて、生き残ったモデルが数丁しかない貴重品ですが、こちらもかなりの貴重品です。

 

▲フレームにはコルトのエアクルーマン同様空軍所有の刻印が入る

 

 先月のGunProfessional誌で紹介された実銃は、1951年頃のモデルで今回モデルアップするのは1952~53年ぐらいのモデルなのでサムピースの形状が違いますね。


(※写真は実銃です。引用:https://www.lot-art.com/auction-lots/SMITH-and-WESSON-CHIEFS-SPECIAL-BABY-AIRCREWMAN/1016-smith_wesson-05.11.21-poulin)

 

 弊社がモデルアップした方はこちらのサムピースが高いタイプです。

 作っちゃったS&W用の空軍メダリオン入りのアーリータイプダイヤモンドチェッカーグリップも勿論+Weighで重りが入ったものになっています。

 

▲サムピースは1952~53年に納入された階段状の高さがあるもの。

 

 実銃が数挺程度しか残ってないものをモデルアップするとは思ってなかったですが、こういった資料的価値のあるものを製作するのもなかなか面白いものですね。

 作っちゃったメダリオン分しかやらないと思いますので、タナカワークス製品でも希少になっていくと思われます(笑)

 数量限定品ですのでお見逃しなく。

 

 次はバリエーションですが、人気モデルがついにモデルガン化しました。

 

『S&W Performance Center M627 5inch 8-shot Stainless Finish Ver.2 Model Gun』

 

(弊社ホームページにリンクしています)

 

 S&Wのカスタム部「Performance Center」(パフォーマンスセンター)がマッチ(競技射撃)ユーザー向けに製作したのがこのモデル。

 ガスガンで出した際も独特なデザインが人気だったのですが、遂にモデルガンとして登場です。

 外観も気になっていた箇所をリアルに変更し、メッキも新メッキに変更されました。

 8-shotの名が示す通り、.357マグナムを8発装填できる異色のリボルバーです。

 個人的にR8系リボルバーが大好きなのでようやくモデルガンで出せたという感じです。売れ行きでバリエーションも増やせる可能性もありますので、皆様よろしくお願いします(他人本願)

 

 

『Smolt Revolver 4inch Square Butt HW Ver.3 Model Gun』

 

 

(弊社ホームページにリンクしています)

 

 別名、スマイソン(SMYTHON)の名前で親しまれてきたこのモデルがver.3になって登場です。

 近年はラウンドバット化が進み、実銃ではあまりスクエアバットのモデルを見かけなくなりました。

 でも、往年のモデルガンではスクエアバット・ワイドトリガー・ワイドハンマーのこの三拍子揃ったモデルが有名ですよね。

 こちらもガスガンで先行はしていましたが、モデルガンで遂に登場です。

 

 

 ここからはガスガンです。

 

『S&W M29 Classic 4inch HW Ver.3 Gas Gun』

 

(弊社ホームページにリンクしています)

 

 上と同じ銃ではないです。「なぜ見分けつきづらいものを同月にした」と生産管理に詰めました(笑)

 SMOLTはコルト・パイソンのバレルとS&Wのフレームを悪魔合体させたカスタム品でしたが、これはライバルであるコルト・パイソンのヒットに影響されアンダーラグを新設した比較的新しいものでした。クラシックという名前なんですが……実銃は比較的新製品です。NフレームのHWモデルのガスガンは重いですね。約1kg近くあります。

 .44マグナムの迫力を感じられる新製品だと思います。ご検討ください。

 

 

『S&W M10 4inch "Military & Police" HW Ver 3.1 Gas Gun』

 

(弊社ホームページにリンクしています)

 

 「再販じゃないの? 新製品? 3.1?」となっていると思うのですが、基本は再販です。ですが、再販に当たってM15を製作した.38Special用ヨークを装着し、フレーム形状もヨークに合わせ修正しました。パーツを間違えないよう、v3.1とさせていただきました。内部は安定のv3ですので、外観の修正だけとなりますが昔の再現性が低いモデルも徐々にアップデートしていきますのでよろしくお願いします。

 

 さて、暗い話も多いですが、来年度は新製品も登場予定です。

 今年最後のブログになるでしょうか。

 

 本年も株式会社タナカの製品をご愛顧いただきありがとうございます。

  来年も変わらぬお引き立てのほどよろしくお願い申し上げます。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~雑談的なもの~

 

 今月発売のガンプロ・アームズ誌で来年のラインナップを一部公開しています。

 

 

 

 

 正式発表までお待ち下さい! それでは!

 

(※ この現段階で発表できる内容は以上です。お問い合わせいただいても詳細はご案内致しかねます。お問い合わせはご遠慮くださいますようお願い致します。)

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