2023/10/23
2023年11月の出荷案内 と 雑談 と
こんにちはタナカワークスの中の人です。
最近まで暑いと言っていたのに、一気に冷え込みましたね。
秋がすっ飛ばされていきなり冬のような体感です。
皆様体調はおかわりないでしょうか?
こういう季節の変わり目は風邪を引きやすいです。ちょっと髪を乾かさなかったぐらいで風邪を引きます。もう若くないですね(笑)
弊社みたいな零細企業ですと数人が風邪をこじらすと出荷に影響しますので、自分たちも体調を崩さずに無事製品をお届けできるよう努力します。
さて、今月の出荷品です。
まずは新製品から。
好評いただいているペガサス2シリーズSAAの新作。
『PEGASAS Ⅱ Gas Gun Series Colt Single Action Army 2nd Generation 5-½ inch Black HW Gas Gun』
日本で一般的にいう”アーティラリーモデル”(砲兵モデル)というやつです。
前にも一度書きましたが、今回のペガサス2から弊社はコレクター区分の表記を辞めました。
メーカーも謳っていないですし、本場アメリカと日本ではコレクター区分表記も異なるためです。
なので、混乱の起きないようインチ数のみの表記に変更しました。箱にもそういった記載はありませんから、その点は気をつけてください。
『S&W M66 6inch ”Combat Magnum” Stainless Finish Ver.3 Model Gun』
先月の4インチに続いて、M66の6インチもモデルガンで初登場です。
個人的にKフレーム(ステンレスなのでS&W区分ではFフレームと呼称します)で.357マグナムの6インチバレルはスラッとしていてバランスが良く感じます。
一部米警察にも採用されいましたが、携帯性の問題から選択式で4インチを選ぶ警官が多かったようです。
現行ラインナップからは外れてしまっていますが、間違いなく歴史を作ってきたモデルです。
こちらは予告してなかった新製品。
『S&W M442 Centennial Airweight 2inch .38spl HW Ver.2 Model Gun』
以前雑談で話していたマイナーシリーズです。
ver.2になりました。具体的に何が変わったかというと、バレルピンがなくなり時代考証的にリアルになりました。
それ以外に変更はほぼありません(笑)
元々、後発のJフレーム系だったのでチーフスペシャルのフィードバックを受けて、内部もこだわって作られており、初期型Ver.2というレベルだったのですが、当時はそのままの名前で販売されました。なので、判別しづらくなることと上記のピンの件からVer.2の新製品としました。
Ver.1から約10年ぶりとなる同モデル、お見逃しなく。
あとは再販です。
『LUGER P08 8inch “1914 Erfurt”ver HW Gas Blowback Gun』
DWMと「グリップの色変わっただけ」に見えますが刻印も変更されています。
エルフルト工廠はプロイセン王国時代からの工廠です。このモデルが生産されたのは第1次大戦が始まった1914年の一年きりの生産のレアなモデルでした。
先月のDWMより、以前のモデルになりますのでW.W.ⅠもW.W.Ⅱも戦い抜いた古強者です。
『S&W M13 3inch F.B.I Special HW Ver.3 Gas Gun with Grip Adapter Black』
.357マグナム、3インチバレル、ラウンドバットとコンシールメント(携帯性)と火力を重視した喧嘩銃、M13のガスガンが再販です。
F.B.I Special の名を関する通り長きにわたりFBIで使用されました。
金属製の黒色のグリップアダプターが標準で付属しますが、別売りのグリップアダプター(ラバー)を装着すると下の仕様になります。
(別売りグリップアダプター(ラバー)を装着しています)
これで『羊たちの沈黙』のクラリス捜査官(演:ジョディ・フォスター)仕様になるんです。当時実際のFBIの写真を見るとこのグリップアダプター(ラバー)の原型になったパックマイヤーのグリップアダプターを装着している銃がよく出てきます。FBI捜査官には人気だったのか、セットで納入されていたのか詳しくはわかりませんがこの機種以外にも装着例が多いので試してみてください。(個人的にはクラリスモデル作りたいな……)
弊社の商品ラインナップが多岐に及ぶため、次の再生産はいつになるかはわかりませんので希少なモデルはお見逃しなく。
情勢的にいろいろと価格の高騰も続いてますので、またいつ価格変更となってしまうかわかりません。お早めにお買い求めください。
突然変更の可能性もございますので、ご迷惑をおかけいたしますがご了承ください。
スタッフ一同、一意専心製作に取り組んでおりますので発売まで今暫くお待ちください。
~雑談的なもの~
よく私が弊社はいろいろな機種の計画があると漏らしますが、機種選定する際にはバリエーションなども色々計画を立てます。
その中で話し合ってボツになるモデルも色々出てきます。
そういった陽に当たることがなかったバリエーションなどをボツ理由などとともに勝手に紹介してみようと思います。
まずは『9.65mmけん銃』。ディテクティブスペシャルのバリエーションで計画されました。実銃は貸与されたディテクティブ・スペシャルに落下防止のランヤードをつけ、日本の自衛隊の警務隊などに採用されていた銃です。
ボツ理由
「ランヤード付いただけじゃない?」
「キャラ弱くない?」
「頑張れば作れそうじゃない?」
と、敢え無くボツになりました。
次はこちら。
『五四式自動拳銃(トカレフ) ABS シルバーメッキモデル』。
一部まだメッキがのっていませんがテストしていました。
やっぱりトカレフというと品のないギラギラしたメッキをやりたかったので企画してテストはしていましたが……
ボツ理由
「発火に耐えられる耐久性がない」(※ABSにメッキすると耐久性が下がる為、弊社規定の耐久発数に耐えられなかった)
こちらは技術的な問題ですね。いつかこの問題がクリアになれば発売されるかもしれません。
今回は日の目を見ることなくかったモデルを紹介してみました。(バリエーションですが)
どこのメーカーにも図面まで出来ているのにボツになったとか、情勢的に出せなくなったモデルなんてものがあると思います。
そういったモデルに思いを馳せるのもまた一興かもしれません。