2018/09/25
キミはマイク・ダルトンを知っているか?
9月27日に発売されるガンプロフェッショナルズ2018年11月号に私のようなアラフォー&アラフィフ世代にグサっと突き刺さる記事が掲載されている。それは1980年代に活躍したアメリカ人シューターのマイク・ダルトン氏を取材したものだ。
マイク・ダルトン氏と言えば、マック堺氏の影響などで日本で人気のあるスピード系シューティングマッチ「スチールチャレンジ」の創設者であり、数多くのシューティングマッチで優勝経験のあるトップシューターだ。また、当時は少なかったシューティングトレーニングを目的としたISI(インターナショナル・シューティスツ・インスティテュート)を設立した。当時、月刊Gun誌や月刊モデルガンチャレンジャー誌でたびたびクローズアップされ、私もそれを見てダルトン氏のファンになったひとりだ。
ダルトン氏のトレードマークと言えば「ガバメント」と「クロスドロウホルスター」。ダルトン氏が愛用したガバメントカスタム「クラーク・ボーリングピンモデル(通称ピンガン)」はMGCからモデルガン、ウエスタンアームズからガスブローバックガンが発売され人気を博した。クロスドロウホルスターは今ではめっきり使われなくなったが、1980年代のシューティングマッチ用ホルスターの代表格だった。特にダルトン氏が使っていたテッドブロッカースというホルスターメーカーが作ったクロスドロウホルスターとマガジンポーチは、日本でもモチーフにしたホルスターがたくさん作られた。ダルトン氏のバスケットウェーブの革製ベルトに映える「ISI」のバックルは憧れの一品だった。
今回の記事では現在のダルトン氏を紹介しているのだが、典型的なウィーバースタンスのシューティングフォームは当時のまま。シブい!! さらにシューティングマッチでは今でもクロスドロウホルスターを使っているという。それを見ただけでファンとしては感涙モノだ。御年70歳になるというダルトン氏だが、これからも元気で活躍してほしい。気になる方はぜひガンプロフェッショナルズ2018年11月号をご覧下さい。
見よ!この年季の入ったハンズアップポジションとすべて革製のリグ。若い方の中にはクロスドロウホルスターを知らない方もいるはず。ちなみに、今主流となっているホルスターはストロングサイドホルスターという。ガバメントに装着されているヘレッツのスキップドチェッカーグリップもダルトン氏のトレードマークだ
これぞまさにウィーバースタンス! カッコいい!
ダルトン氏はレスベアーのカスタムガバメントを愛用している。ガバを撃つ姿は昔のままだ
ガバメント以外にグロックも持っているという。ウィーバースタンス(しかもトリガーガードに指をかけてホールドする!)でグロックを構えるのは、世界でもダルトン氏だけだろう
これは今はなき月刊モデルガンチャレンジャー誌1983年6月号に掲載されていたダルトン氏の写真。このハンズアップスタイルに憧れた方も多いはず