2018/09/16
台湾エアガンメーカー取材(VFC編)
台湾エアガンメーカー取材4社目は、これまた日本でもお馴染みのVFCだ。G&GアーマメントやICSエアソフトはオリジナルデザインのエアガンが多いのに対して、VFCはリアリティにこだわっており、実銃メーカーのオフィシャルライセンスドモデルが多い。これは根っからのトイガンマニアで、アームズマガジンを25年以上前から読んでいるVFCの社長であるベガさんのキャラクターが反映していると思う。
まず最初に訪れたのは、VFCのオフィシャルショップ「VFCペンタゴンサービスセンター」。VFCの製品がすべて展示・販売されており、アフターサービスも受け付けている。製品を試射することも可能だ。内装はとてもキレイでお洒落。デザイナーのセンスのよさを感じさせる。
次に訪れたのは、オフィシャルショップからちょっと離れたところにあるVFCの本社。広々としたオフィスビルのワンフロアに事務スペースと工場が入っている。ここもまた小奇麗で、IT関連の企業に来たかのよう。ここまででも充分驚きなのだが、驚きはこれだけでは済まされなかった。社長室に通されて、自社製品が飾ってある壁をベガさんが何気に開けると小部屋が現れた。中に入ると、なんと何十挺もの国内外のトイガンがずらりと飾ってあるではないか!すべてベガさんのコレクションとのことだが、まさにトイガンマニア夢の部屋だ。
さらに驚きはこれだけではなかった。今度はガンショップみたいな作りの小部屋に通された。広さにして6畳もなく、さっきのベガさんの秘密の小部屋に比べればインパクトは低い。こんなものかな…と思っていたら、VFCに長年務めているデザイナーの方が壁に設置されたボタンやレバーを押し始め、最後に赤いボタンを押したら、左側に壁がシュッと開いた。そして次の瞬間、まるでSF映画に出てくるようなサイバーな空間が現れた。これがVFCが誇るショールームだったのだ。写真を見ていただければわかるが、凄い、凄すぎる!!!あまりにも懲りすぎ(笑)。取材班が声を上げて驚いている様子を見て、デザイナーの方やベガさんがニヤッとしている。どうやらこのショールームはデザイナーの方が設計したという。もうすっかりVFCの虜になってしまった。
その後、工場内を見学させていただき(撮影はNG)、ベガさんのポートレート写真を撮ったところで取材終了。VFCは予想をはるかに上回る凄さだった。
VFCのオフィシャルショップであるVFCペンタゴンサービスセンター。銃本体やパーツ類がズラリと並んでいる
ふと、サービスセンター内の壁を見ていたら、ラリー・ヴィッカーズのサインが書かれていた。大御所もここを訪れていた
これがVFCは誇るサイバーなショールームだ! ちなみに中央の円形テーブルに置かれたトイガンはスイッチを押すと中から出てくる仕掛けとなっている。ベガさんも凄いが、これを設計したデザイナーも凄い!