2025/10/31
GEISSELE Super Dutyとは?
GEISSELEをライフルメーカーへと昇格させた
「Super Duty」という存在
米軍特殊部隊向けのURGIに採用されるSMR MK16や、FBI HRTオペレーターのM4に装着されるSMR MK4 FEDERALなど、日本のサバゲー業界においてはGEISSELE AUTOMATICS(ガイズリー・オートマティクス)はハンドガードなどのパーツメーカーとして知られています。
実銃においても、元々はトリガー製造で米軍御用達の地位を得た著名なメーカーですが、2019年には自社製コンプリートライフルを発表しており、現在ではライフルメーカーとしてその存在を揺るぎないものとしています。
その際、誕生したAR-15が「Super Duty」です。
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Super Dutyはまだ歴史の浅いAR-15ではありますが、ポッと出のライフルと捨て置くのはいささか軽率というものです。その理由は、製品化までには多くの試行錯誤やプロトタイプの存在があり、GEISSELEが築いてきた技術と信頼性のもと、満を持して発表されたライフルであるからです。
GEISSELEはまず、このSuper Dutyをプロの現場でこそ試してもらいたいと考え、同時にリリースしたSuper Duty LEは法執行機関のオペレーター向けに破格の値段で優先的にデリバリーされました。そしてインストラクターからも訓練を受けるオペレーターからも、精度と信頼性の両方で高い評価を得ることに成功します。
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Super Dutyのリリースだけでなく、LEモデルを安価に提供できるという事実は、ライフルパーツの多くをGEISSELEが自社生産できるようになったことを示しています。
それまでにもトリガーやハンドガードといったパーツの実績はありましたが、コンプリートライフル生産のきっかけとなったのは冷間鍛造マシンの導入によるバレル製造が可能になったことが大きいでしょう。
試作と試射を繰り返し、プロトタイプを提供したインストラクターからの評価も得て、GEISSELEはバレル製造の着手から僅か1年半程で製品化を果たすことになります。
結局のところ、Super Dutyはリリース時点で既に高性能AR-15としてお墨付きを与えられていた様なもので、GEISSELEの地盤をより強固なものとする一助となったのです。
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GEISSELE AUTOMATICS Facebookより
このような大きな実績がありながら、何故Super Dutyライフルについてはレシーバーや本体がエアソフトメーカーからリリースされないのでしょうか。現状ではショップカスタムやユーザーによる刻印直しに留まります。サバゲー業界での認知度やパーツ人気の高さも考えれば需要がありそうなものですが…。
その辺りの考察も含め、もう少し踏み込んだ内容やエアソフトパーツのご紹介も兼ねた記事を、オルガエアソフトのエアガンレビューサイト「OUTLINE」にて公開しております。こちらも是非ご一読ください!
OUTLINE「GEISSELE Super Dutyの魅力を深堀り!」
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尚、サムネイルでも使用したこちらの画像は、ORGAで販売中の東京マルイMWS用80%レシーバーで再現したSuper Duty刻印になります。完成品の販売もございます。
Super Dutyの様に、人気はあれど中々製品化されないAR-15をガスブロ化するには絶好の機会となります。こちらも是非ご検討ください!