2024/08/30
GHK Daniel Defense PDW ガスブローバックの全容
ご存じの通り、ORGA AIRSOFTでは延べ数百本のInokatsuコンプリートの提供やカスタムを行っておりました。Inokatsuは最高峰というだけあり、ディテールやリアルな質感が大変素晴らしく、サバゲーマーのみならず多くのコレクターをも魅了していた製品です。
しかし、所有欲を満たすに相応しいInokatsuでも「ただ1つだけ」欠点がありました。それは「調整をしないとまともに使えない」という点です。
当時はリキッドチャージ式のガスブロカテゴリーもまだまだ発展途上。海外のInokatsuユーザーは高圧ガスでの運用が前提であり、日本国内で使用される代替フロンガスHFC134aでは箱出し状態で作動しないのが当たり前でした。
私共もInokatsuフリークであった理由から徹底的に検証~調整を行い、何本ものInokatsuをゴミにしたことを経て「サバゲーで使える Inokatsu M4 」のチューニングを策定するに至りました。そのことから日本国内のInokatsuユーザーへコンプリートとカスタムサービスを提供することが可能となり、現在でも当時製作したInokatsuを手放さずに持っていてくれるお客様方が多くいらっしゃいます。
ヤフオクやメルカリなどで中古のInokatsuをほとんど見かけないのはそのためです。
そんなInokatsuも2012年バージョン発表後、同社の体制変更でサイバーガンの傘下に入ってからは生産力が著しく低下し、2016年からは生産自体も終了してしまいました。しかし、メーカーとしてのInokatsuが消えゆくなか、同社に匹敵するガスブロが台頭してきました。それがGHKです。
GHKの誕生には少々裏話もありますが…その流れ自体も功を奏し、Inokatsuと同等レベルのクオリティーを持つ M4ガスブロ が生産される運びとなりました。Inokatsuは当時の円高情勢の中でも本体価格で十数万円+カスタムで数万円の費用が掛かるハイエンドな製品でしたが、GHKは70,000~80,000円で入手可能だったため一躍ガスブロユーザーの注目を浴びることになります。
現在はデファクトスタンダード的な存在
GHKガスブロも販売当初は問題点こそありましたが、現在のGHK、特にM4系については箱出しで充分に作動する品質を持っています。ただ、箱出し状態での命中精度やボルトキャリアの駆動、パワーなどは手を入れる必要がある個体もあり、オルガエアソフトではサードパーティ製パーツも用いて2021年から延べ600本近い M4ガスブロ コンプリートやカスタムを行って参りました。現時点で、品質の高いガスブロAR15を入手するのであれば、GHK、東京マルイ、VFC/UMAREX、T8(SP System)の4択になるのではないでしょうか?
高評価を得ているGHK製のガスブロですが、生産工場の事情や為替、材料の問題で、2024年に入ってからは生産数が激減。ここ2ヶ月に至っては全く再生産されておりませんでしたが、遂に再販の連絡が入って参りました!しかも、従来よりも内部機構や外装などをアップグレードしたNewバージョンとしてリリースされました!
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