2024/08/08
銃器で進む「モジュール化」はマウントにも?!
近年、米軍への導入が進むSIG MCX、MPX、P320や、USSS(シークレットサービス)とCBP(税関国境警備局)で採用されたGLOCK G47 MOSなど、プロのオペレーター、オフィサーの現場では銃のモジュール化が進んでおり、実銃市場でもやはりモジュラーライフルやモジュラーピストルがトレンドになっています。
モジュール化することで作戦内容や現場の環境に合わせて銃器を最適化できるうえ、部分的な部品の交換で済むため何本もの銃器をフルセットで揃える必要がないため調達コストも運用コストも抑えられるという、一石二鳥にも三鳥にもなる優れたシステムですね。
そんなモジュール化の波は光学マウントにも?!なかなか面白いうえ、今後のスタンダードになってもおかしくないシステムなのでご紹介。その名も「Condition One Modular Mount」でございます!
Condition OneはBADGER ORDNANCEが提案する新しいマウントシステムです。BADGER ORDNANCEは米軍など公的機関との繋がりが長く、海兵隊が使用するM40やM107、M110などのスナイパーライフル用スコープリングの製作で30年以上の実績を持つ老舗です。
堅実で硬派なイメージが強い同社のスコープリングですが、対してConditon Oneは近年の需要に対しとても柔軟な発想で応えたスコープマウントになっています。
Condition Oneのコンセプトはスコープマウントを集中ハブとして機能させ、様々なアタッチメントを取り付けることができる、というものです。
具体的にどういうことなのかというと、リング下の取付ポイント、ここがミソです。ここにバックアップ用のオフセットマウントを追加したり、水平器や角度計を追加したり、アタッチメントは今後も増えていきそうな予感。
リングを交換して、ACOGやELCANの様にスコープ上部にバックアップサイトを追加するオプションもあります。
実銃界では、これまで一般的であったハンドガードへの光学機器やレーザーデバイス搭載はたわみの影響を受けるとした考えが多くなってきており、照準器と同じプラットフォーム上に集中させることが好ましいとしたモデルが徐々に増えてきています。
Hydraマウントなども同じコンセプトのもと誕生したドットサイトマウントですね。
さてこのCondition Oneですが、エアソフトでもEVOLUTION GEARがレプリカを製作しています。オルガエアソフトではAimpoint T2追加マウント付きとRMR追加マウント付きの2タイプ×2カラーを取り扱い中です。
EVOLUTION GEAR BADGER ORDNANCE C.O.M.M.タイプ スコープマウント はコチラ!
Condition One、とても機能的でもあるんですが…ここまでトレンド的な話をしておいて何ですが、個人的にはデザインが好きなんです💦
リングに白彫されたCondition One LOGOや、軽量且つ高強度を実現する機能美なデザイン。お洒落です。映(ば)えます。なんならアタッチメントなしでシンプルにロゴマーク全面推しで使いたい。
以下、EVOLUTION GEAR製品の写真、続きます!
トップへのRMR搭載はバックアップサイトとして最適なバランスですね。アタッチメントリングのゴツさも目を惹きます。
T2をバックアップにするとめっちゃ存在感が増します!これはこれで…アリ!
バックアップなし、RMR搭載、T2搭載で全体像も比較↓
質実剛健でカッコイイ(見方によっちゃあカワイイ…)イマドキなモジュラー式スコープマウント、オススメです。
写真撮影で使用したスコープ、ドットサイトはコチラです↓
TRUGLO TRU BRITE 30 HUNTER 1-4×24mm ショートスコープ