2023/07/04
ライフルスコープの各部名称まとめ
こちらのブログですが、月4回〜5回の投稿をターゲットにしております。投稿のタイミングはさだまっておらず、不定期な更新になりますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
【はじめに】
ライフルスコープの操作各部についての簡単な資料を準備してみました。モデルによってはパララックス補正機能を有していないもの、或いはイルミネーション装置がないものがございますが、ここではVixen 6-24x58を例に取って説明をさせていただきます。
【スコープの各部名称と機能】
ということで、仕切り直します。
前回は、HK417 エアソフト と エラタック (後編)でしたが、第4回目の投稿となりますアームズマガジンWebブログ様への記事。今回は、皆さん何となくボヤっとした感じでわかっているスコープの各部について簡単に触れてみます。
ライフルスコープというのは、一見するとダイヤルやら、ツマミやらと、スコープの見え(*快適に使えるよう)を調整するための機能が搭載されいるため、何やら面倒に見えてしまうかもしれません。しかしながら、各機能への理解が進むと、ライフルスコープはとても楽しい光学製品となります。
【対物レンズ】
ライフルスコープの対物レンズですが、一般的には、対物25.4㎜径(1インチ)から56-58㎜径までのラインナップが揃えられています。60㎜以上の口径に踏み込んだメーカーもあります。スコープの仕様は、対物側のベル部分に印字されていることが多いです。写真のスコープの場合、6-24x58という表記です。6-24というのは6倍〰24倍までのズーム式で、x58が対物側のレンズ径が58㎜という意味です。
【エレベーション】
エレベーションとは、ライフルスコープ本体サドル部分の上部に付いているツマミです。矢印の方向(反時計回り)に回転させるとレチクルが上方向へ移動します。このVixen 6-24x58については、1クリックすると、レチクルが垂直方向に1/8MOA移動します。8回クリックすると、8/8ということで1MOAの移動量です。50m先、或いは30m先のレチクル移動量については別のBlogでご紹介して参ります。
【ウィンデージ】
写真の撮り方こんなアングルになっていますが、こちらはウィンデージです。写真のツマミは資料用に上向きで撮影しましたが、実際はスコープ本体右側に付いているツマミです。エレベーション同様、こちらも1クリックでレチクルが水平方向に1/8MOA移動します。8回クリックすると、8/8ということで1MOAの移動量です。
【パララックス補正ツマミ】
こちらはパララックス補正ツマミです。射撃距離(メートル表示)に応じ、写真に示した本体ポイントにレンジファインダー等で得られた着弾地点までの距離を合わせる(ツマミを回す)ことで、ぼやけたターゲットの焦点を合わせることができます。タイプによっては、対物レンズ側にAO(アジャスタブル オブジェクティブ、或いは単にエーオー)として同様の機能が付いているスコープもあります。パララックスについては先のBlogにてご説明して参ります。
【ズームリング】
ライフルスコープの倍率を変える際、このリングを回転させ任意の倍率に設定します。倍率を上げることでより大きな像を得ることが可能です。
【高倍率スコープ】
高倍率は魅力ですが、ライフルスコープは使用用途に合ったものを選ぶことをおすすめします。光学機器全般についてですが、高倍率化することで犠牲になる要素は明るさと視野です。ハイエンド向けのスコープにおいては、この点をクリアしている製品が市場に流通しています。但し、ライフルスコープという物理サイズの制約範囲内(銃器にマウントが可能な重量と大きさ)では、実用化限界は当然ありますが、そこではメーカー間の熾烈な競争が常に存在し、より優れた製品が市場へ投入され続けています。
【レチクルの視度補正リング】
レチクルの視度補正リングです。こちらリングは、接眼レンズからスコープを覗きこんだ際に見えるレチクルのピントを合わせるためのリングです。
【まとめ】
サバゲーで使用する光学機器は、サバゲーマーの皆様それぞれの好みで分かれることと思います。ライフルスコープには、4倍比、6倍比、8倍比、10倍比といった大分類があります。更に、この各分類のなかで低倍率高視野角、高倍率のロングレンジ向け、低倍から中〜高域倍率までをカバーするオールラウンドといった具合に細分化されます。この先のブログでは、それぞれの機能面の違いと優れた点、用途にあったスコープの選び方についてブログを用意して参ります。
今回もここまでお付き合いをいただきありがとうございました。