2026/08/05
狩猟向けエアライフルで使用されるタマ。

【そして続くコンペティション】
我々の身近な生活を形作るモノ。例えばWindows 95の登場が世界的なニュースとして取り上げられた1990年代当時と比べると、2026年の現在、多くのモノが超小型化かつ高性能に進化し、かつては絶対に手が届かなかったテクノロジーや道具でさえも今では身近に感じられるようになっています。狩猟向けの銃器や光学機器製品も同様。特にエアライフルに至ってはグローバルな市場において消費者(ハンター)に選ばれるためのメーカーによる独自性の競争軸の打ち出しが顕著です。その中のひとつがタマ。
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【2種類のタマ】
ひと昔前のエアライフル(空気銃)では現実的な選択肢ではなかったスラッグというタマの種類があります。一般的なペレットと呼ばれるバトミントンのシャトルに類似したタマと比べると、スラッグは重く、その形状も装薬銃で用いられる弾頭に近い円筒の形。
【ここにも競争】
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ペレットのスカートと呼ばれる内側の図(上図右)、中は空洞になっています。上図左はスラッグですが、外見的な違いで種類を判断が出来ます。各弾の輪郭を赤色でなぞってみました。バレル内でタマがライフリングに接地する部分です。エアライフルとはその名の通り、銃器を構成するバレル内にライフリング(ウィキペディア)と呼ばれるらせん状の溝が刻まれています(*遊戯銃としてのエアガンのバレル内はスムース)。
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このライフリング、ツイストレートという表現をもって、1回転当たりでタマがバレル内を進む量をインチで表示しています。エアライフルのそれと、装薬銃(ライフル銃)のそれとではツイストレートは互いに大きく異なり、前述2種の銃器ではタマの長さと重さが異なる点に加え、タマの射出出力に火薬または圧縮空気が用いられる違いもメーカーが意図する製品仕様へそれぞれ反映されています。空気銃の各モデルが有するバレルのツイストレートについては、別の機会で改めて触れて参ります。
【まとめ】
エアライフルによって使用できるタマは異なります。比較的高い出力を有するモデルではスラッグというタマの射出も可能です。但し、どちらのタマが優れているということではなく、口径、そして目的や用途に応じたタマ選び。カジュアルに空気銃を運用したいということであれば、ペレットがおすすめです。一方で、エアライフルの最新型に関心が高く、100m程度の射撃距離にもチャレンジしてみたいという方はスラッグに挑戦いただけるのではないでしょうか。
【モラ・スナイパー】
下の動画はエアライフルを使ったスラッグ試射動画です。使用しているモデルはRTI-Arms社のモラスナイパー(口径5.5mm)。距離100mと50mでの射撃。軽いタマのみならず重量弾も柔軟に対応ができる、例えるなら大型ボディーにもかかわらずアジリティーの高いハイエンドプレーヤー。さすがに100mで5発、5.5mmのワンホールとはいきませんでしたが、上手なシューターであれば更に優れたグルーピングは狙える空気銃です。所持に関するご相談は空気銃のベマへお気軽にお問合せください。
注:エアライフルは銃刀法により厳格に所持規制及び管理がされている銃器に分類されています。所持へのハードルは決して低くはありませんが、その用途は狩猟に限らず競技性も高く、初めての方でも楽しんで戴ける少しニッチな世界です。所持へ向けたご相談は空気銃のベマにて承っておりますので、お気軽にどうぞ。