2023/09/12
エアガン Steyr Scout にスコープを付けてみる(その①)。
今回は、先のBlogで触れたエアソフトのSteyr Scoutへ、ライフルスコープをマウントしていきます。写真はVixen 1-8x25ED。低倍率から高倍率域の4倍、6倍、8倍(*最近は10倍も)といった光学設計が用いられているスコープ最大の利点は、広い視野角です。サイドフォーカスは付いておらず、使い方もシンプルです。実銃用のスコープでは、一般的なパララックス(*視差と言います。)はだいたい100mあるいは手前距離で設定されていることが多いです。それでは早速Blogいってみます。
【マウントの取り付け】
エアガンを水平に固定します。
ガンレストや、ガンバイス等があれば良いですが、無い場合は水準器を縦位置&横位置に置き、前後左右のバランスが取れていることを確認できるような環境を整えます。
【レベラー】
バレル部分に水準器を取り付けています。これは実銃用に用意されているものを使っていますが、目的(水平出し)が果たせさえすればどんなタイプでも大丈夫です。この後の工程で、ボアサイターと呼ばれるスコープ調整用のジグをバレルに差し込むわけですが、先ずはバレル側に取り付けた水準器が上述のライフルスコープ部に置いたレベラーとシンクロしていることを確認&維持します(*エアガンは水平、前後も傾きがない状態)。
【スコープ上のレベラー】
水準器を上から見た図です。ライフルスコープは、位置決めのために未だ多少前後左右に動かすため、この時点では軽く仮締めに留めておいて大丈夫です。
【ボアサイティング】
もしかすると初めて耳にするワードかもしれません。ボアサイティングとは、バレル穴から覗き見えるボアラインと、ライフルスコープのサイトラインのアライメントを取る作業です。このプロセスはゼロイン前の仮準備ですので、実銃におきましては、この後に射撃場へ行って着弾点(POI)と狙撃点(POA)とを合わせるゼロインが必要になります。
BB弾を用いるエアソフトガンではここまでは必要ありませんが、何となくそれっぽい作業を体験してみたい方、あるいは実銃へのスコープ取り付け練習も含めて関心のある方へ、機会があれば先のBlogで触れてみます。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。